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2009年5月アーカイブ

『アロマテラピー』は、リラックス効果が得られることで知られ大変人気がありますが、どんなものなのでしょう。

アロマテラピーとは、芳香療法 のことです。
植物には、強力な生命力を備えた有機物である、“精油(エッセンシャルオイル)”が含まれています。
その天然精油を体内に取り入れることで、自然治癒力を強化し、美容と健康の維持に役立てようとするもので、花粉症にも良いと評判になっています。

アロマテラピーでは薬効成分を豊富に含んだ精油(エッセンシャルオイル)を吸入・飲用・マッサージ・バスなどによる
体表からの吸収の方法を使いますので、若い方を中心に美容法としても、とても人気です。

アロマテラピーでは、揮発性の高いオイルの香りを吸い込むことで、鼻から神経系を通じてその芳香成分が脳内に働きかけ、神経や呼吸器、内臓などの働きを強くする効果を得ることができます。
同じように、花粉症による鼻づまりや炎症を抑えて不快感を取り除く効果のあるオイルを使い花粉症の症状を軽くさせます。

では、花粉症に効くエッセンシャルオイルには、どんなものがあるのでしょう。

まずは、“ユーカリ”です。ユーカリは、抗菌性が高く、粘膜の炎症対策にぴったりです。
ユーカリには種類がいくつかありますが、その中でも特に、呼吸機能に有効性が認められ、鼻詰まりに効果が大きいと言われるのが、“ユーカリラジアタ”です。

“ティートリー”も有名ですね。免疫を調整してくれる他に、インフルエンザのような感染症を予防してくれます。
花粉症の時期に広く使われるオイルで、利用範囲の広さが魅力的です。

“カモミールローマン”には、 鎮静作用、抗炎症作用があります

“ペパーミント”のスーッとする香りの良さは、誰からも好まれていて、おすすめです。
ミント系独特の爽やかな香りながら、花粉症にも効果があり、血行増進や疲労回復にも効くオイルです。

アロマテラピーは、抗アレルギー薬のような副作用も少なく、マッサージや入浴剤、お部屋のフレグランスとして手軽に使えるので、リラックス効果も得られます。
また、ハンカチや、ティッシュにオイルを染み込ませ、その香りをかぐだけでも、効果はあると言われます。

手軽にできるアロマテラピーを花粉症対策に取り入れてみてはいかがでしょうか。

花粉症の症状を軽減するために、ハーブを使う事もあるようです。

欧米では古くからアレルギー性の症状を緩和する手段としてハーブが用いられていました。
日本でも、花粉症で苦しむ人の増加によって、近年、そのハーブの効果に注目が集まっています。

ハーブの本場はヨーロッパ圏で、“薬効成分を含んだ植物”の総称です。
今では日本でも盛んに栽培されていますし、家庭で栽培している方もいるでしょう。

なぜハーブが花粉症に効くかというと、ハーブが含む薬効成分によって炎症や痒みを抑えたり、免疫機能を強めるといった効果がある為です。

ハーブの自然で穏やかな作用は、化学的に生成された薬品よりも、たくさんの方に好まれています。
また、ハーブが人気の理由には、香りの良い物が多いこともあるでしょう。

ハーブの利用範囲は広く、香りによるリラックス作用でストレスが解消されたり、料理に使うこともあれば、お茶にして美味しいハーブティーを楽しむこともできます。

では、ハーブの中でも、特に花粉症に効くものを紹介します。

“ネトル”(セイヨウイラクサ)は、良く知られていますね。くしゃみ、目のかゆみに効果があります。

この、ネトルにはアレルギー反応を起こすヒスタミンが含まれるのですが、体質改善に適したハーブとして使われています。
『ホメオパシー(同種療法)』というアレルゲンをワクチンのように、徐々に取ることで症状が起こらないようにする治療法によって、花粉症では高い効果があるとされます。

他にも、“エルダーフラワー”は鼻水、目の充血や花粉症、副鼻腔炎の炎症も和らげてくれますのです。
“レモンバーム”は鼻の粘膜に作用して鼻詰まりを防ぎます。
“ペパーミント”(消化促進。腹痛、胃痛の緩和。吐き気を抑える)“シソ”(食欲増進、殺菌の効果)などもあります。
“ローズマリー”(抗菌作用や酸化防止作用)や“セージ”(全身の強壮作用、消化促進、健胃整腸、解熱、血圧硬化の作用)は、のどの痛みや不快感に。また、冷ました“レモンタイム”のハーブティーでうがいをすると喉がスッキリします。
充血には、“カモミールジャーマン”ティーを冷まし、ガーゼなどに浸した冷湿布作り、それをを目に当てます。
カモミールジャーマンの消炎作用で効果があります。


ハーブはこれからも花粉症対策としてだけでなく、自然の恵みを最大限に活かす手段として、家庭や医療の中で、利用されていくものと思われます。
是非、普段のティータイムにハーブを試してみてはいかがでしょう。

花粉症の治療で評判の良い薬として、漢方があります。
漢方の良いところは、効果を全身で感じることができるところでしょう。
例えば、花粉症と一緒に、頭痛や肩こり、食欲不振に悩んでいる人でも、全ての症状に効き目があります。
ここが、西洋の薬と大きく違うところです。西洋の薬は、1つの臓器だけをピンポイントで治療するようにできています。

漢方は穏やかな効き目で、アレルギーが抑えられるよう体質を改善していきます。
どちらかと言えば予防法に近い治療法なので、行う方も多いでしょう。
また、漢方と西洋医学による抗ヒスタミン薬と比較すると、漢方は眠くなる作用も無く車の運転や仕事中でも気兼ねなく使えます。
副作用が少ないという利点のほかに、手足の冷えが緩和されるといった体質改善の作用からの副次的効果もあります。

漢方では花粉症の症状によって、“冷えタイプ”と“熱タイプ”の、大きく2つの種類に分けています。
冷えタイプは透明な鼻水やくしゃみが出る方、熱タイプは、鼻水が黄色を帯び、目や喉などの粘膜が赤く腫れる方です。

胃腸の働きが弱り、水分代謝が悪い場合が多い冷えタイプには、『小青竜湯(しょうせいりゅうとう)』を。
これは、もっともよく知られている、花粉症治療の漢方薬です。鼻や眼の充血をおさえて、余分な水分を外に出すはたらきがあります。
花粉症でも熱タイプなら、『天津感冒片(てんしんかんぼうへん)』がお勧めです。
風邪による、のどの痛み、熱による口やのどの渇き、せき、頭痛などの症状が現れる場合に早く服用すると効果があります。

他にも、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
粘りのある鼻水なことが多く、鼻づまりになったりする人に使用します。のぼせ気味で口が乾燥する人に向いています。

麻黄附子細辛湯 (まおうぶしさいしんとう)
炎症を抑える作用が強く、また新陳代謝をよくする効果もあります。冷え性や疲れやすい体質の人向けです。
お湯に溶かして飲むと、5〜10分くらいでピタリ鼻水が止まるなど、数分で効果のあらわれる即効性タイプの漢方薬のひとつです。

辛夷清肺湯 (しんいせいはいとう)
とにかく鼻づまりに困ったときに使用する漢方薬です。慢性鼻炎にも効果的で、黄色っぽく少し粘り気がある鼻水で、頭痛や咳なども伴う人向けです。

また、免疫力を高める目的で補中益気丸(ほちゅうえっきがん)や、体質改善に効果的な杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)も使われます。
漢方的に言うと花粉症の原因は、身体の冷えと水分過多であると、言うことなので、漢方による花粉症対策の効果を高めるコツは、温かい飲み物で飲むことです。


最近では『和漢診療科』を開く病院も増えてきています。
漢方の有効性が認められ使い方によっては、抗アレルギー剤と同じくらいか、それ以上の効果があるといわれています。

また、漢方と花粉症治療薬を併用することで、高い効果を発揮する場合もあるということです。
体質や症状に合わせて種類を使い分ける必要がありますが、漢方での花粉症治療を試してみるのも良いでしょう。

花粉症では、抗アレルギー薬に分類されるような、アレルギー反応を抑える効果がある薬が使われます。

花粉症で使われる薬はおもに “抗アレルギー薬”“抗ヒスタミン薬”“ステロイド薬”の3つです。

抗アレルギー薬
アレルギー反応である、くしゃみ・鼻水を抑えます。
花粉症、花粉に対してアレルギー反応を起こすものなので、抗アレルギー薬は絶対必要な薬剤です。
即効性はありませんが、眠気などの服作用もありません。花粉が飛散する前から服用するようにします。

抗ヒスタミン薬
花粉症薬剤や総合鼻炎薬の主成分です。薬局などで手に入ります。体内にアレルギー反応によっておきるヒスタミン作用を抑えます。
言い換えるとケミカルメディエーターと呼ばれる物質の活性を防ぐケミカルメディエーター遊離抑制作用があり、花粉によって起こる様々な症状を抑える薬剤です。即効性はありますが、眠気やだるさなどの副作用が出やすいので、特に乗り物の運転や機械操作などをされる方は要注意です。

また、気管支喘息にかかった事がある方などは、喘息発作を起こすことがあるので、この薬剤は避けた方が懸命です。


以上の2種類は、花粉症の完治はしないものの、手軽で便利な治療薬として多くの患者が処方されています。


ステロイド薬
アトピー性皮膚炎などでも使われるステロイドは、アレルギーにも効果が高く、特に花粉による炎症にはとても効くようです。
花粉症の治療の場合は、点鼻薬として使われます。
ステロイドはさまざまな病気に有効ですが、副作用が現れることがあるので、慢性的、長期的に使用するのは避け、夜間の鼻づまりで特に苦しい場合など、症状が重い時だけに限定して使うといった配慮が必要です。

他にも、自律神経作用薬やTh2活性阻害薬(アレルギー反応が起こる細胞を不活性化する働きを持つ)を、併用する場合もあります。


年々新しい薬剤の開発も進み、更に効果の高い薬剤が今後も登場していくことでしょう。
ですが、花粉症の症状には個人差があり、体質も人それぞれで違います。自分のタイプや重症度によって使い分けが必要です。
他の人と症状が同じだからと、安易に薬を選ぶのは、とても危険です。
副作用の表れかたにも違いがあって、命に関わることもあります。
花粉症治療薬は慎重に選択するか、きちんと診察してもらい、医師に処方してもらいましょう。
そして、適切な方法で使用しましょう。

花粉症の治療も、今までの対症療法から、根本治療の可能性に向けて、新たな局面に移ってきています。
最近の医学の進展により、花粉症の根本治療が可能になるのでは・・・と話題を呼んでいる治療法に“DNAワクチン療法”があります。


花粉症には“減感作療法”という、薬によって予防する方法が最も効果的だといわれています。
この方法は、数ヶ月から数年にわたって花粉症のアレルゲンを注射し続けるもので、約70%の患者に効果が認められています。
ですが、効果が表れるのには、個人差が大きいとされていて、絶対的な効果ということではないようです。

そこで“DNAワクチン療法”が開発され、今までの減感作療法より安定した成果が期待されています。
“DNAワクチン療法”とは、スギ花粉からアレルギーの元となる花粉のDNA(抗原遺伝子)を取り出して
「プラスミド」というベクター(遺伝子を運ぶ箱)に組み込んで、花粉症患者の体内に送り込み、アレルゲンへの耐性を高めていく方法です。DNAワクチンは体内でアレルゲンが作られていく仕組みなのです。
このため、新しい花粉症治療の治療法として期待されています。
また、これまでの減感作療法と違い、『遺伝子』の形で体内に入るので、短期間の投与で長い効果が得られます。
週に1〜2回薄めたワクチンを摂取していくことで、花粉シーズン中のアレルギー症状の減少がおよそ7割前後の人にみられました。
さらに、数回の注射で数年は、ワクチンの追加がなくても効果があると期待されています。

花粉症の症状がなくなれば治療を止めても問題はないので、時間や治療費の負担も少なくて済みます。

また、アメリカではブタクサ(キク科)花粉症治療のための DNAワクチンの研究が進んでいます。
日本でもスギ花粉用の DNAワクチンが作られていて、犬による動物実験では効果をあげています。
人と犬は体内でのスギ花粉の認識パターンが似ているので、人に対しての効果も期待されています。

ただ、DNAワクチン療法はまだ臨床テストの段階で、施術可能な医療機関も少なく、安全性についても確定していません。
治療を希望していても、症状や体質などでこの治療法が合わないことも考えれ、患者全てが受けられるというものでもないのです。

“DNAワクチン療法”は次世代の花粉症治療といえますが、今はまだ、治療法の選択には注意が必要でしょう。

花粉症は、花粉を避けることが、最も効果的な対策なのですが、完治は出来ないものとされています。
仮に、花粉症の原因植物が生えていない土地に引っ越したとしても、花粉は風に乗って飛んできますし、郵便物などには、花粉が付着しているかもしれません。それに気付かず触れてしまうことも考えられます。
実生活の中で花粉を完全にシャットアウトするのは不可能に近いでしょう。

ですが、花粉に触れても症状が出ないようにできる対処法があるのです。
“減感作療法”といって、花粉症の完治はできませんが、花粉症対策として広く浸透しているもので、非常に高い効果があります。

減感作療法は一種の免疫療法(ワクチン)で、20世紀の前半から行われています。
『抗原特異的減感作療法』というのが一般的で、これは、原因となる花粉(アレルゲン)の成分を、低濃度から始めて少しずつ2〜3年かけて徐々に濃度を高くしながら、体内に注射して入れていき、体を花粉(アレルゲン)に慣らしていく方法です。抵抗力を強化する事でアレルギー反応を抑えていきます。
治療の即効性はありませんが、約70%の患者に効果みとめられ、安全性も確かめられています。

花粉症の減感作療法は数ヶ月から数年の治療期間が必要で、減感作注射は花粉が飛んでいる間は週に1-2回、花粉が飛ばない時期は、1-2ヶ月に一回と間隔をあけながら、継続して行きます。
季節前法といって、花粉の季節前の数ヶ月のみ注射する方法、数日〜2週間程度入院して行う急速減感作という方法もあります。
減感作療法の有効性の高さから多くの患者が治療を受けています。
ですが、まれにアレルギーによるショック(アナフィラキシーショック)を起こす可能性があるといわれています。

他にDNAワクチン療法という方法も新しい花粉症治療としてありますが、まだ臨床テスト段階なので、現時点では、安全性や副作用の点からも減感作療法がおすすめです。

注射が苦手な方や病院が遠方で通院が大変な方などが、自宅でも出来る花粉症治療として、花粉のエキスを口に含む“舌下減感作療法”も評判が良いようです。
舌下減感作療法は副作用が出にくく、大量のアレルゲンを投与できるので、効果が表れるのも早いようです。
ただ、治療用エキスが標準化されているのはスギだけなので、花粉症の種類によっては治療が受けられないこともあります。

また、内服薬等による減感作治療や農水省によるスギ花粉に対しての『減感作米』の研究が進められていますので、花粉症治療は今後、大きく変化していくかもしれません。

花粉症では鼻水や鼻づまりなど、鼻にトラブルを抱える方も多く、いろいろな対策や治療法が行われています。

鼻水や鼻づまりは、花粉症では良く見られる症状で、多くの場合、内服薬や外用薬で対処するのですが、薬では、なかなか効果が見られない場合や、症状の程度が軽い方でも、長年薬を使い続けなければならないような方の場合は、鼻の部分に手術的治療をすることで、症状の緩和や改善の効果が期待できるのです。

マスコミや雑誌にも掲載されたレーザー治療は花粉症の治療方法として、多くの耳鼻咽喉科で使用されています。

レーザー治療とは、花粉の刺激によって鼻腔内の粘膜が腫れ上がったり、固くなってしまうような、“症状が重い鼻の粘膜(アレルギー反応を起こす部分の粘膜)にレーザー光線を当てて、焼き、変質させる” という方法です。
そうすると、花粉が入ってきても、 過剰な粘膜の反応を抑えることができるので、鼻水、鼻づまりには効果的です。

日帰りできる『外来手術』で、局所麻酔で行います。麻酔のガーゼを鼻の中に入れるときに少し痛いくらいで、手術中は 痛みも出血もほとんどありません。施術時間も両鼻で20分ほどと短いので体への負担も少ないのですが、1年〜2年で粘膜は再生しますから、毎年手術を受けなければ、効果を保つことができません。
また、手術後は入院の必要はなく、すぐに帰宅できますが、週2〜3回の通院は必要になります。

ですが、レーザーによる手術は、局所(鼻の粘膜)だけを治療するだけなので、花粉症を完治させる訳ではありません。

また、“下甲介切除術”は、花粉症での鼻詰まりを確実に取り除きたいという方に向いています。

この方法は左右の鼻の中にある粘膜でできた大きな「ひだ」(下甲介)を切除するという手術です。
このひだの粘膜がアレルギー反応を起こし、慢性的に変質して肥厚した部分の粘膜を少し切り取って空気の通り道をつくるのです。
鼻づまりにはとても有効であるとして知られまが、1週間程度の入院が必要で、強い痛みや出血もあり、効果がある反面、体への負担もあります。

他にも、『高周波治療機器のソムノプラスティ』という機材を使う“高周波治療法”は、花粉症治療方法の、最新のシステムとして高い期待が寄せられています。
これは、鼻づまりの原因となる、鼻の中の下甲介の腫れた粘膜に極細の針を穿刺して電流を通して腫れを取り除く治療法です。
患者からも、出血や施術後の不快感もなく、治療時間も短くてすむので、好評のようです。


花粉症の症状緩和のためのに、いろいろな治療法があります。花粉症の手術にも保険が適用されるようになりました。
自分に最適な治療法での、施術を受けて症状を軽くする、ということも考えてみてはいかがでしょう。

花粉症治療はたくさんの方が行っています。
花粉症は、セルフケア(予防と対策)とメディカルケア(治療)を並行のしていくのが一般的です。

では、医療機関での花粉症治療法の種類と手順は、どのようなものなのでしょうか。

一般的には、薬物治療が花粉症治療の基本です。
これは抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬、あるいはステロイド(副腎皮質ホルモン薬)を使って花粉症の症状が出るのを防ぎます。
治療法というよりも、対処法と言うのが適切な表現でしょう。
薬物療法は既に出てしまった症状を鎮めるのに効果的な対症療法です。

同じ花粉症でも発生するメカニズムの違いで、1)『くしゃみ・鼻水型』花粉が鼻の粘膜を刺激することで、肥満細胞からヒスタミンという物質が放出され、これに反応した鼻の知覚神経が、くしゃみ、鼻水で異物を出そうするもの。 
2)『鼻づまり型』花粉によりつくられた炎症を引き起こす物質によって、鼻の粘膜の毛細血管が膨らみ
、粘膜全体が水ぶくれのようになるので、鼻がつまる。
3)『混合型』くしゃみ・鼻水型と鼻づまり型の両方を合わせたもの。

以上の3つのタイプに分かれます。
さらに、患者本人の自覚症状と鼻の中の様子から、それらの症状と重症度(軽症、中等症、重症、最重症)を診断して、その方に合った最適な治療内容を選択します。
 
また、薬物治療以外に、医師から外科手術を勧められる患者もいます。
花粉症の症状でも鼻詰まりが酷い時には、腫れやすい粘膜をレーザーで切ったり、鼻の骨を削るといった外科手術をすることもあります。
手術方法や治療期間は、個人の症状によって数時間で終わるものから、数日間の入院を要するものまでさまざまです。

レーザー治療は、最新で最良の治療方法として、盛んに行われているようですが、本来レーザー治療は、鼻づまりに対する治療法なので、くしゃみ・鼻水には有効でない場合もあります。
それでも、鼻の通りは確実に良くなるので、花粉症の症状は軽減されるでしょう。

ですが、花粉症を起こす体質までは変わらないので、症状は軽減の効果を上げるためには、他の治療法も並行して行うと良いようです。

それから、花粉症治療で話題になっているものに、減感作療法というものもあります。
減感作療法は根本から花粉症を治そうとする治療法で、シーズンの半年前から、定期的にアレルゲンを注射し、花粉症を押さえ込むことで、花粉症を完治に近い状態に出来るといわれています。
数ヶ月〜数年の治療期間がかかるとされますが、効果は高く、多くの方が行っているようです。

以上の3つの方法が、最もよく行われる花粉症治療法です。

花粉症に良い働きがあるとしてポリフェノールが期待されています。 

ポリフェノールが含まれる物を積極的に食べるようにすることは、花粉症対策の一環として良い方法です。

ポリフェノールは老化防止や美容にも効果的とされる成分で、高い抗酸化作用を持っていて細胞や血管の老化を予防したり、活性酸素を除去してくれます。
また、ポリフェノールは、ヒスタミン、ロイコトリエンなどの炎症物質の放出を抑えるので、くしゃみや鼻水といった花粉症の症状も抑えられるのです。


カテキンやアントシアニン、タンニンにイソフラボンなどもポリフェノールの仲間で、他にもたくさんの種類がありますが、どれも健康を保持する効果のある物として知られています。

ダイエット食品やサプリメントにも加工され、人気があります。

花粉症のアレルギー反応は油や肉、糖分の多いメニューなどで促進してしまいます。
花粉症の症状を緩和するには和食が最適とされていますね。
和食の中心は野菜と魚で、バランスよく摂れるようなメニューになっていますが、さらに、サツマイモ、シソ、ホウレンソウ、大根、ニンジン、トマトなどポリフェノールが豊富な食材を多く使うようにしてみましょう。
実はポリフェノールはほとんどの野菜や果物に含まれています。
というのも、野菜などの植物が光合成によってできた色素や苦味の成分が、ポリフェノールだからです。

また淡色野菜に含まれるイオウ化合物、緑黄色野菜に多く含まれるβ-カロテンなどの植物性の化学物質も、抗酸化作用や免疫力を高める働きがあります。ビタミンCやビタミンEなどのビタミンも、活性酸素を抑える働きが知られています。

ポリフェノールは、緑茶やウーロン茶などのお茶にも含まれています。カテキンが、ポリフェノールの1種です。
特に、甜茶やべにふうきは、花粉症対策に効果があると人気です。

甜茶は、お茶以外にもキャンディーやガムでも販売されていますが、甜茶には「牛白藤」「臘蓮繍球」「多穂石柯葉」「甜葉懸鈎子」の4種類あります。
この中で、花粉症に効果があるといわれているのは、“バラ科の「甜葉懸鈎子」”だけなので、『バラ科』と書いてあるかどうかよく注意してください。

べにふうきは、メチル化カテキンが、花粉症に効果があると分かったのですが、このカテキンが、日本茶と比べるとかなり、苦味と渋みがあるので、今まで紅茶用に栽培されていました。
でも、紅茶にしてしまうと、カテキンが変質・消滅してしまうことから、緑茶で飲めるように研究を続けやっと、販売できるようになったのです。ですがまだ、量産はできないので、なかなか手に入りにくい状態です。

お茶は花粉症以外にも、風邪予防にも効果があるようなので、普段から飲むようにしてみると良いですね。
また、甜茶は、花粉が飛び始める2〜3週間前から飲み始めるようにするのが、花粉症予防には効果的のようです。

ポリフェノールと言えば、赤ワインが一番に浮かぶ方もいるでしょう。
ブドウを皮ごと使った赤ワインには特に多くポリフェノールが含まれています。
ですが、白ワインは、皮を剥いて作られるので、ほとんどポリフェノールは含まれていないようです。

『肉料理には、赤  魚介料理には 白』 というのは、ポリフェノールの効果を考えると確かなことですね。

アルコールを楽しむなら、赤ワインを選ぶ方が花粉症予防の為にも良いでしょう。

花粉症の症状できるだけ軽減するために、甘いものや動物性タンパク質、脂肪はなるべく控えて、免疫力を強めてくれる、ビタミンやポリフェノールを多く含む野菜をしっかり食べることを心がけましょう。
そして、ストレスをためないようにすることも大切です。

花粉症にヨーグルトが効くという話は、もうご存知ですよね。
『ずっと、続けているよ!』と言う方もいるかもしれません。
今や、ヨーグルトは人気の対策法です。

本来 花粉症(アレルギー)に関与しているといわれる免疫細胞 Th1細胞とTh2細胞 のバランスが保たれていれば良いのですが、バランスが崩れてTh2細胞に偏ると、免疫機能が乱れ、IgE抗体(花粉などのアレルゲンと反応する物質)が過剰に作られるようになり、アレルギーが発症してしまうのです。花粉症になると様々な症状が起こり、アレルゲンを排除しようとして体の負担も増えます。
時には、腸の働きも弱くなってしまう場合もあるのですが、その時、ヨーグルトの乳酸菌による整腸作用が症状の改善に
働くのだとされています。
ヨーグルトが効くとされる理由はここにあります。
ヨーグルトの中には、多くの乳酸菌があります。この乳酸菌が、善玉菌と同じような働きをして、腸内環境を整えてくれるといいます。

その乳酸菌にも種類がいろいろあります。最近は、“EF-2001株”“LG21菌”とか店頭に並んでいる商品そのものに乳酸菌の株の名前が商品名としてつけられている物も多いですよね。どの乳酸菌も基本的に整腸作用は期待できるのですが、期待できる効果は種類によって微妙に違ってきます。

花粉症に効果があるといわれている乳酸菌の種類の中でも、乳酸菌L-92株(ラクトバチルス・アシドフィルスL-92株)という種類の乳酸菌は、花粉の人工曝露実験を食品で初めて行い、眼のかゆみや鼻のかゆみなどの、花粉症の症状緩和作用があるという
実験結果が出たことにより話題になりました。このこと以来「花粉症にはヨーグルトが良い」と言われるようになったのです。

ヨーグルトに含まれているたくさんの乳酸菌は、腸内を元気にしてくれます。
免疫細胞のバランスを保つ働きがある、ビフィズス菌やラクトバチルス菌などは免疫機能を強化します。

ヨーグルトに含まれる、それぞれの菌が持つ作用を調べてみるのも面白いでしょう。

更に、健康食としてもヨーグルトの健康促進効果はよく知られています。美肌や便秘防止などのためにも、毎日取りたい食べ物です。

即効性は期待できませんから花粉シーズンの1ヵ月前頃から、毎日続けるようにするのが花粉症予防のポイントになります。
また、乳酸菌が入っているドリンクやサプリメントを取ることでもヨーグルトと同じ効果が得られますから、ヨーグルトが苦手な方にもお勧めです。


ただし、いくら花粉症に良いからと言っても、いろんな種類を次々に食べることは、逆に体にとっての弊害もあるようです。
微生物を研究している人の話しによれば、『毎日ヨーグルトを食べる時は、同じ種類にした方が良い。』のだそうです。

以前、花粉症の予防にと、毎日小さいカップのヨーグルトを1日1個と、水分補給に飲むヨーグルトを摂っていたら、ある日、蕁麻疹が出てしまったのです。色々考えてみても、今までと違うのは、ヨーグルトの摂取量が一気に増えたこと。
それも違う種類で・・・。

体の中では、良い菌のはずの2種類のヨーグルトによる大バトルがあったようです。

花粉症の症状はかなり楽な状態だったのですが、くれぐれも、摂りすぎと、種類には気を付けましょう。

花粉症は食生活の改善で症状が軽くなる事もあるようです。普段の食事も注意をすると良いようです。
アレルギーが強く出てしまう食べ物や、逆に症状を抑えてくれる食物があることをご存知でしょうか。
花粉症対策には食生活を見直すのも効果があります。

まずは、どんな食事が花粉症になりやすいのか説明してみましょう。

花粉症はアレルギーです。そのアレルギーが出やすい体質は、食事の欧米化が原因だと言われています。
アレルギー症状は、体内の抗体の量に比例するといわれているので、抗体を増やすような食事では、くしゃみや鼻水などの症状もより強く出るようになってしまいます。
特に 油、肉をたくさん食べたり、ケーキなどの甘い物、卵、パンなどの摂りすぎは、花粉症を加速するとされています。
つまり、油っぽい洋食が当てはまりますね。
また、食物繊維の不足(野菜不足)、保存料・防腐剤の入った食品の摂りすぎ、インスタント食品の食べすぎも、花粉症には良くありません。
これらの食事を摂り続けていると、腸内環境も悪くしてしまいます。
そして、アレルギーが強く出る可能性も強まりますから、食べるなら適量を守るようにしましょう。
花粉症の予防と対策には、腸内環境を整えることも大切です。


では、逆に花粉症の症状を低減させてくれる食事とは、どんなものでしょう。

花粉症には魚と野菜をバランス良く食べることのできる、和食中心の食事がベストとされます。
魚にはα-リノレン酸やDHAが豊富に含まれていて、健康維持にも高い効果を持っています。
また、α-リノレン酸や DHA という栄養素はアレルギー反応の抑制効果があるとして話題になっています。
味噌や醤油など発酵食品は、腸内環境を整える善玉菌を増やす働きがありますし、野菜には身体機能を整えるビタミン・ミネラルが豊富ですから、メニューを工夫して、積極的に食べるようにしましょう。

また、花粉症には、『機能性食品』と呼ばれる、ヨーグルト(乳酸菌)・お茶・ハーブティーなども良いとされています。
乳酸菌は、腸内環境を整えますし、べにふうきや甜茶・ハーブティーに含まれる『ポリフェノール』は、くしゃみや鼻水といった花粉症の症状を引き起こす炎症物質の放出を抑制すると言われています。
ただし、効果は期待されるものの、即効性はないようですので、飛散前から気長に摂るようにするのがよさそうです。

シジュウムという、もともと熱帯地方に原生する植物には、花粉症の症状の原因となる炎症物質の作用を抑える働きがあるといわれていて、現在は“シジュウム茶”とか、サプリメントで、発売されています。

また、以前、“農水省が『スギ花粉症緩和米』というお米を開発中・・・”とか、話題になった事がありましたね。
これは遺伝子組換え技術を利用して作られていて、食べつづける事によって症状が軽くなるような「減感作療法」という治療法を、食べ物に応用しようというものです。でも、まだ実用化にはいたっていないようです。


花粉症の症状を低減させる為にも食事に気を配り、食生活と体質改善を心掛けましょう。

花粉症対策には服装もかなり重要なポイントになります。

最近は、花粉が髪に付くのを防ぐための帽子や花粉が付かないような素材を使ったシャツやジャケットなどが、たくさん販売されています。花粉症の方が多くなった為なのでしょうか?
でも、服装や服の素材に注意することは、花粉症対策にはとても有効なのです。

服装では、花粉が飛ぶ時期はまだコートや、ジャケットを着ていますよね。ウールのコートは花粉がつきやすいので避けた方が無難です。できるだけ、表面がツルツルして凸凹のない生地やウインドブレーカーのような、綿やポリエステルなどの素材のもの、静電気が起きにくい素材のものや静電気防止加工のしてあるものを選ぶと良いでしょう。
これらは、花粉がつきにくいので衣服についた花粉を吸い込んでしまう量もかなり減らすことができます。
さらに、縫い目や切り替えの少ない、出来るだけシンプルなシルエットの物がおすすめです。

最近は、静電気防止や花粉をつきにくくするスプレーなども市販されているので、使ってみるのも良いでしょう。
表面がデコボコしていたり、縫い目などが多いと、花粉も溜まりやすくなるので、複雑なデザインの洋服は花粉症の起こる時期は避けた方が無難です。
また、花粉症で重要なのは、『花粉を家の中に持ち込まないようにする』ことです。
ですから、玄関に洋服ブラシを置いておき、外出先から帰った時は玄関の外で洋服ブラシを使って、しっかり花粉を払い落としましょう。

また、鼻や喉を覆うマスクも、風邪用よりも不織布でできている使い捨てタイプがお奨めです。
顔にフィットして、呼吸がしやすいものを選ぶようにしましょう。
『花粉を 99% シャットアウト』とか、フィット感を高めて花粉が入り込む隙間をなくした『アーチ型』などのタイプが人気のようです。

花粉症の症状が目に出る方は、メガネを掛けると症状が緩和されるようです。
普通の眼鏡でもかけていれば、かけていない時の 1/3 にまで、目に入る花粉の量を減らせるのです。
両目をすっぽり包み込むゴーグルのようなタイプが好評ですが、今は更に機能も向上しファッション性も高くなっています。
サングラスのように紫外線を防いだり、一見すると花粉症用のメガネとは思えないタイプも多くなっています。
また、コンタクトレンズをしている方は、コンタクトの刺激が花粉のアレルギー反応をより強めてしまうことがあるので、花粉の時期はできれば眼鏡に代えるか、花粉症用の眼鏡をかけると良いでしょう。
また、工夫すれば花粉対策用の眼鏡でなくても、効果を上げることは十分可能です。
昔 流行った『ダテ眼鏡』でも、効果はあるということですね。

最近では、花粉対策に最適なグッズが次々と開発されていて、手頃な値段で市販されるようになりました。
気になる物があったら、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

花粉症の“くしゃみ・鼻水”といった不快な症状は、対策をしっかりしておくことで抑えることができます。

花粉症の予防や症状が出てしまった時に少しでも症状を軽くできるように、日ごろから気を付けたい事などを紹介します。

花粉症対策で最も重要なのは、花粉に触れない・吸い込まない ことです。
簡単そうでなかなか出来ないことなのですが、実際花粉が、体に入らなければ、症状は出ない、あるいは軽くてすむわけです。

では、まず外出の時の服装は、花粉が付き難い素材の服や帽子、ツルツルした上着を着たり、眼鏡やマスクをするようにしましょう。
最近はゴーグルのように目をすっぽり覆う物なども売られていますね。

室内に入るときに花粉を持ち込まないようにしっかり払うようにしましょう。
玄関に暖簾をかけておくのも、花粉を室内に持ち込まないひとつの方法だと聞きました。
また、洗濯物は、室内に干すようにしたり、外に干した場合はしっかりはたいてから取り込むようにしましょう。
室内には、空気清浄機・加湿器を置いて、きれいな空気と適度な湿気を保つようにしましょう。
換気も大切ですが、花粉は午前中と、夕方の2回飛ぶといわれていますので、早朝か夜にする方が良いでしょう。

それから、掃除も大切です。花粉は窓やドアの隙間から入り込み、部屋の中に進入してきます。
いくら花粉症が酷くならないように外出は避けていても、掃除はこまめにするようにして、花粉が溜まらないようにすることも大切です。
できれば、拭き掃除がいいですね。掃除機は花粉や埃を巻き上げてしまうので、雑巾やモップを使って丁寧に拭き掃除をする方が、花粉をしっかり取れるので、効果的とされます。

花粉症対策は食事面も、注意しておきましょう。
タンパク質や脂質の摂り過ぎに注意して、野菜などビタミン豊富な食事を心掛けるようにします。
ポイントは、いろんなものをバランスを考えながら、摂るようにすることです。
野菜のベータカロチンやビタミン類は、粘膜を強くしてくれる働きがあり、免疫系を正常に保つ働きがあるといいます。
キノコ類もアレルギーの緩和に有効ですし、豆腐や納豆などの大豆製品、いも、穀類は細胞膜を強くする働きがあるといわれています。
日本人の食生活が、欧米化されたことも、花粉症が日本で増えた原因のひとつだとされています。
これらの注意は、花粉症だけでなく生活習慣病の予防にも役だってくれるのです。

また、花粉症のようなアレルギー反応には、ストレスは大敵です。ストレス解消には、軽い運動が良いといわれています。
花粉の舞っていない朝方にウォーキングしたり、アロマバスやハーブティーを試すのもリラックスするには効果的です。
夜いつもの寝酒を、カモミールティーに代えるというのも、良いですね。
ストレスによってアレルギー反応がより強く表れてしまうこともあるので、ストレス対策も花粉症の症状低減には必要です。

他にも、自動車の排気ガスも症状を悪化させると言われていますから、幹線道路など車の多い所を歩く時には、必ずマスクをするようにしましょう。


毎日必ず花粉飛散情報はチェックしたり、常に花粉症対策を意識することは、花粉症の症状を軽くすることにつながります。

花粉症は予防が大切ですが、予め対策を取るためには、花粉情報を利用すると良いでしょう。

最近は、テレビやラジオ、新聞、あるいはインターネットの花粉情報サイトなどで、その日の花粉の飛散量や風によってどこまで広がるかなどの情報が、簡単に手に入れられるようになりました。

花粉情報の中心はスギ花粉ですが、毎年2月頃から、詳しい花粉情報があちこちで発信され始め、花粉症患者の多い都市部では、既に定着しています。
毎朝 花粉情報を見て(聞いて)外出時の服装を考えたり、洗濯物を室内干しにするかどうか判断している方も多いようです。

最近はスギ花粉だけでなく、夏にはイネ科、秋にはブタクサやヨモギなど、スギ花粉以外でアレルゲンになる原因植物の花粉情報も提供されるようになりました。

花粉情報では、花粉の飛散開始時期や地域ごとの花粉量や風向きによる飛散地域、飛散のピークなどが分かります。
花粉飛散のピークにはそのシーズン全体の総花粉量の3〜6割が数日の間で飛びますから、このピークの数日を注意するようにするだけでも花粉症発病の予防にも、症状を重症化させないようにすることも出来ます。

では、この花粉情報は、どのようにしてできるのでしょう。

その前に、スギ花粉について少し説明します。
スギの花芽は夏にできるのですが、花芽の数はその夏の気象条件によって左右されます。
夏の間に成長した雄花は秋に一端休眠状態になるのですが、12月頃の気温の変化が刺激となり、花を咲かすための準備を始めます。
そして、1月終わり〜2月頃から花を咲かせ始め、花粉を飛ばし始めます。

ですから、花粉情報の準備は前年の夏から始まります。
夏にできたスギの花芽で、ある程度の予測はしますが、スギ花粉には豊作年、不作年があることから、秋になって実際に成長した雄花の出来具合を観察して翌年の飛散総量を予測します。
次に、雄花を休眠から覚めさせる要素について気象因子を分析し、花粉が飛び始める時期を推定します。
そして、花粉が飛び始めると開花状況を確認しながら、飛んでくる花粉を観測、集計し予測式に当てはめ、翌日の花粉数を割り出します。
それを、天気予報と合わせることで、より詳しい花粉予報となって発表されるのです。



このようにしてできた花粉情報は精度も高く、天気予報のように花粉情報がリアルタイムで得られたり、数ヶ月先までの花粉の飛散状況を、気候や温度から予測できるものもあります。


また、環境省でも花粉観測システム 通称『はなこさん』という、花粉情報対策に注目したサイトを運営していて、沖縄以外の都道府県で花粉の情報提供しています。

このサイトでは色々な花粉症についての研究報告や、大気汚染と花粉症との関連なども詳しく説明されているので、花粉症の方にとっては、とても有益な情報を得ることが出来るでしょう。

花粉症が国民病と言われる現在、花粉対策も情報から始める時代になったと言えるでしょう。

花粉症が発症するかどうかは、環境によっても左右されるといわれています。

日本では高度成長期のときが、花粉症が急増した時代に当たります。

昭和30年代、それまで広葉樹を主体だった里山は、過剰な木材の需要のために、早生樹種の代表格であるスギやヒノキに
植え替えられました。拡大造林です。これによって日本の国土の3割以上がスギ・ヒノキの人工林となりました。
ですがその後、外国から木材がどっと入り込んできて、国内の木材の価格が下がり続けることによって、スギ・ヒノキの人工林は放置されてしまいました。単純計算でも、手入れのされていないスギやヒノキは、手入れされているスギやヒノキよりも、倍の花粉を出すということになります。これでは、花粉が大量に舞うのもしかたありません。
拡大造林されたスギ・ヒノキの森林がそのままずっと 丁寧に手入れされてさえいれば、これほどの花粉が舞うことはなかったはずなのです。


また、この高度経済成長期には、自動車が一般的な乗り物になり、交通面は大変便利になった反面、排気ガスによる大気汚染が深刻化していました。
自動車の排気ガスには窒素酸化物やオゾンなどの、体に害の及ぼす成分が含まれていて、花粉症のアレルギー反応を強める作用を持つとされています。その為に花粉症の患者数が、この時期に激増したとの調査結果もあります。

中でも、ディーゼル車の排気ガス(DEP)には有害物質含まれる割合が高いのです。DEPは、Diesel Exhaust Particlesの略で、ディーゼルエンジンの不完全燃焼によって出てくるのですが、このDEPが体内に入ると、抗体が通常の3〜4倍も生み出され、花粉への反応が敏感になってしまうという報告があります。
花粉そのものが花粉症の表の原因なのに対して、ディーゼルエンジンの排気ガス(DEP)は、花粉症の裏の原因と言われるほどです。
さらに、ディーゼル車の排気ガス(DEP)は、花粉症だけでなく、気管支炎・喘息・肺ガン等の増加にも大きな影響があるとされています。

例えば、モルモットによる動物実験で、一方のモルモットには、排ガスを吸わせ、スギ花粉を注入し、もう一方のモルモットには、きれいな空気を吸わせた場合とでは、くしゃみの回数が9倍も、排ガスとスギ花粉のモルモットの方が、多かったという結果が出ています。

それでなくても、花粉症で喉や鼻、目などの状態が悪いところへ、自動車の排気ガスによる刺激は、増々症状を悪化させてしまうのではないでしょうか。
ですから、排気ガスをきれいにするフィルターをディーゼル車に取り付けたり、電気自動車への切り替えを勧めることは、花粉症対策だけでなく環境対策としても有効とされます。


また、道路も路面が土であるならば、花粉は土によって分解されていたのですが、自動車の増加と共にどんどん舗装されたため、アスファルトの上にそのまま花粉が溜まってしまう事にもなりました。
分解されずに溜まってしまった花粉は、風や人・車の往来によって頻繁に舞い上がります。
このような環境では、いつまでたっても花粉症の症状も治まらないだろう、との指摘もあります。

どのような環境で日々の生活を送るのか配慮することは、花粉症を緩和させるためにも大切なことかもしれません。

花粉症についての説明では必ず、『IgE』という言葉が出てきます。

『IgE抗体』とは、体内に入った花粉をアレルゲンとして免疫反応が起こり、リンパ球のB細胞によって作られる抗体のことです。
花粉症の症状は、IgE 抗体が体からアレルゲンを排出しようと働いた結果なのです。
花粉症は先天的なものではありません。花粉と接するうちにIgEが体内に蓄積されていき、発症の準備をしています。
そして、限界を超えると、コップから水が溢れるように突然アレルギー症状となって表れます。
この限界には個人差があって、どの程度蓄積されると発症するか、という判断は難しいようです。

花粉症はIgE抗体が溜まっていけばいずれ発症すると言われていますから、今はくしゃみや鼻水などの症状がなくとも、ある日突然、鼻水が止まらなくなったり、目がかゆくなったりするかもしれません。

さて、このIgE抗体ですが、それぞれ反応するアゲルゲンが決まっています。
スギ花粉に対するIgE抗体ならスギだけに、ハウスダストならそれだけにと、アレルゲンごとに違う性質を持っています。

この性質を利用してアレルゲン特定のためによく行われるのが、RAST法(血液中の特異的IgE を測定する方法)。
これは血液検査で、検査機関に採取した血液を送って検査します。
ですから、結果がでるまで数日かかり、費用もかかりますが、気になる物質について調べてもらうこともできます。

他には、皮膚検査(バッチ・皮内・スクラッチ)や鼻誘発テストなどで、花粉症の原因植物を確定することができます。
ただし、これらのような実際に反応を調べるテストは、テスト前に何らかの薬を飲んでいると正確な結果は得られないので、初めて検査するという方に向いています。

それから、花粉症は遺伝とも関連があるようで、両親が花粉症なら高い確率で自分も花粉症になるようです。
それは、IgE抗体を作りやすい体質が遺伝するとされているためですが、全ての人が花粉症になるわけではなく、原因植物の花粉に対するIgE量が多くても、発症しない人もなかにはいます。
また、IgEの量が多いから重症になるか、というと そうとも限らないのです。

花粉が舞う時期に、今はまだ特にトラブルがない、という方も、“花粉症は後天的に発症するもの”と心得て、注意しておくことが肝心でしょう。

花粉症の原因は植物の花粉です。

花粉が体内に入ってから、アレルギー反応が出るまでのメカニズムは、どのようになっているのでしょう。
花粉症になると、くしゃみ、鼻水のような症状が止まらなくなるのは、どうしてなのでしょうか。

アレルギーの元となるアレルゲン(花粉)が目や鼻などの粘膜に付着して体内に入ると、免疫機構が働いて花粉を異物と認識します。
体はその異物(花粉)を排除しようとして、骨髄由来のリンパ球 B 細胞に情報を伝えます。
B 細胞はその花粉に特別に反応する“IgE抗体”を作り出します。その後、再びアレルゲンである花粉が体内に入ってくると、IgE抗体は、肥満細胞(マスト細胞)と結合し反応します。
この反応で刺激を受けた肥満細胞は、化学伝達物質を出して、鼻や目などにアレルギー反応を起こさせます。

この化学伝達物質の中で最も重要なのは、“ヒスタミン”や“ロイコトリエン”と言った、炎症物質です。
ヒスタミンは分泌中枢を刺激して鼻汁を、多く出させたり、 知覚神経(三叉神経)を刺激してくしゃみ反射や目のかゆみを起こします。
ロイコトリエンは血管を広げて水分などが染み出しやすいようにします。それによって、粘膜が腫れ上がり、鼻詰まりが起こります。
また、涙目や充血と言った症状を起こさせます。
こうした、くしゃみ・鼻水や涙といった症状は、『花粉を鼻水で流してしまおう。』とか『くしゃみで吹き飛ばそう。』という、体の防衛反応と言えるでしょう。

花粉症のもう1つの原因ともいえる“IgE抗体”は、誰でも持っているのですが、花粉症の患者にとってこの“IgEの数値”は特に重要です。
花粉症の場合とそうではない方の場合とでは数十倍から数百倍もIgEの数値が違うとされます。

病院でIgE抗体を調べてもらうことで、自分が花粉症かどうか確認できます。

花粉症とは、一度花粉に触れて体内で抗体が作られ、その後再び花粉に触れるとアレルギー反応が起こる訳ですから、“生まれながらの花粉症”というのは、ないとされています。

後天的にかかるものである花粉症も、近年 発症年齢が低年齢化しているようです。

赤ちゃんでも花粉症になるので、花粉の多く飛ぶ時期の散歩は注意したり、花粉を家に持ち込まないよう対策をとったり、こまめに掃除をすることなどの重要性は高いでしょう。

花粉症はアレルギーの一種だと言うことをご存知でしょうか。
アレルギーとは、体内に入り込んだ外からの異物(抗原)を、排除しようとして起こる生体反応のことです。
この異物(抗原)のことを“アゲルゲン”と呼び、アレルギーを起こす原因となります。

アレルギーと聞くと、食物アレルギーが一番に浮かびます。
中でも、卵アレルギーや牛乳アレルギーの方はたくさんいらっしゃいますし、そばアレルギーは、命を落しかねない強烈な発作を起こすので有名です。
食物から卵や牛乳・そばなどのアレルゲンを取り込むと発疹や呼吸困難などのアレルギー反応を起こすのです。
花粉症のアゲルゲンは花粉なので、花粉が舞う時期にのみ起こります。
花粉が体内に入り込むと鼻水や目のかゆみなどのアレルギー症状がでます。
ですから、花粉症は別名“季節性アレルギー”とも言われます。

花粉の季節に関係なく、アレルギー症状がでている人もいますが、これは、“通年性アレルギー”と言われ、アレルゲンは花粉ではなく、多くの場合、ハウスダストが原因とされています。こちらは、季節に関係なく対策が必要です。


花粉症患者の中でも多く見られる症状は鼻水です。花粉症はアレルギー性鼻炎の代表格でもあります。

花粉症に罹っていても症状が鼻水だけの場合、風邪と間違えられやすく、気が付かない方も多くいます。
ですが、風邪による鼻水なら数日で黄色を帯びて粘度が高くなるのに対し、いつまでもサラサラ状態の鼻水が続くのが、花粉症の特徴です。春先の気温の変化が多く、風邪を引きやすい時期と、花粉が飛ぶのが重なる頃の鼻水は、安易に風邪だと判断しないで、鼻水の様子を観察してみてください。
いつまでもサラッとした鼻水が止まらないようなら、花粉症かもしれません。

病院で血液検査やパッチテストを受けることで、花粉症のアレルゲンも分かります。
アレルゲンが分かれば対策も立てやすくなります。
花粉症によるアレルギー症状は、正しい治療と早めの対策で抑えることが出来ます。
また、マスクをしたり、眼鏡をかけるなど、花粉をしっかり避けられるよう工夫して、花粉が舞う季節も、できるだけ楽に過ごせるようにしたいですね。

花粉症とは、言い換えれば、花粉アレルギーのことです。
鼻や目、喉などに植物の花粉が入り込んで様々な症状が現れます。
花粉が飛ぶ時期にだけ症状がでるので“季節性アレルギー”とも、言われます。

今や“花粉症”は社会的にも大きな話題となっていて、『現代の国民病』とも言われるほど、多くの方がかかっています。
花粉症の症状は植物の花粉に反応してくしゃみや咳が出たり、鼻水や目やにが止まらないと言った、アレルギー反応を起こします。
花粉症の原因となる植物は患者によって色々で、症状の出る箇所や状態の重さ、症状が続く期間も個人差が大きいとされます。

例えば、花粉症の症状が出るのが鼻なら『アレルギー性鼻炎』 
鼻の粘膜部分はとても過敏であり、そこに花粉が付いて、くしゃみや鼻水が止まらない状態になったり、鼻詰まりや、咳が出る事もあります。症状を繰り返すと、ぜんそく発作を引き起こすこともあるようです。

また、目に花粉症の症状がでたなら『アレルギー性結膜炎』 
目にゴミが入ったようにゴロゴロしたり、かゆみがでたり、充血や、涙が止まらない、と言った症状が出ます。

その他の症状としては、皮膚やのどのかゆみ・消化不良・食欲不振・便秘・下痢を起こしたり、人によっては、偏頭痛を伴う場合もあります。


花粉症の原因となる植物は、日本ではスギ花粉が代表的ですが、他にも、ヒノキ、ブタクサ、ヨモギ、カモガヤなどが原因のことも
多くあります。また海外では白樺やブタクサやイネ科の植物などが原因植物とされています。
花粉症の原因植物は1つに限らず複数の植物が重なって原因となる事が多く、それによって症状を悪化させたり、長引かせたりすることも少なくありません。

花粉症は、今まで花粉症でなかった人もある日突然、くしゃみが止まらなくなったり、目がかゆくてたまらなくなったりといった、花粉に対してアレルギー反応を起こさせますが、それが いつ、どのような症状で現れるのか予測することは難しいことです。

ですから、アレルギー体質の方はもちろんですが、健康な方も予防しておく事は大切とされます。

花粉症は、日本人の約20%が、かかっていると言われ、完治しないとされています。
その上、花粉症に悩む人は年々増え続けているといいます。
今花粉症でない方も、いつ発症するか分かりません。予防法や対処法を知って、賢く対処していきましょう。

花粉症は、“国民病”とも言われていますが、現在花粉症にかかっている患者の数は、どのくらいなのでしょう。

いまや花粉症という言葉は誰でも知っていますが、花粉症患者は全国民の15%から20%で、その数はおよそ2000万人と推測されています。

この数字は、花粉症患者が日本の人口の6人に1人の割合でいることを表しています。
加えて、近い将来には患者の数も、40%以上にまで増えるだろうとの予測結果が出されているので、国民病の通称は今よりも更に浸透していくでしょう。

全体的に見ると、子供の頃は、男子の方が花粉症にかかりやすく、大人になるにつれ女性の患者が増えて来るようです。

花粉症には、地域によって違いがあります。例えば、スギ花粉症人口は多く、花粉症の方のおよそ8割にあたると言われていて、日本人の10%をこえるといわれています。
また、年齢別で見ると、30〜44歳が最も多くスギ花粉症を発症していて、この数字はスギ花粉症全体の34%をしめます。
スギは北海道から南西諸島まで広く植林されていますが、植林面積が北海道や南西諸島地域では狭いためこれらの地域からは、スギ花粉症の報告はほとんどされていません。
ですから、以前のように広葉樹をスギの代わりに植えて、スギの面積を狭めたり、花粉の少ないスギへの植え替も有効とされています。
他にも品種改良して、新しいものを作り出すなど、花粉の飛散を抑えるようにしていくことが大切ですね。


それから、大気汚染も花粉症に大きな影響を及ぼします。
ガソリンエンジンから排出される窒素酸化物 (NOx)、オゾン (O3) やディーゼルエンジンの排気ガス中に含まれる微粒子 (DEP) などは、アレルギー反応が悪化するなどの影響が指摘されています。
また、排気ガスと花粉の化合物が人体に与える影響については、モルモットによる動物実験の結果や、幹線道路沿いの住民が花粉症派生率が高いことなどから、大きな問題とされています。

排気ガスが充満しやすい都市部などでは花粉症患者も多く、特にディーゼル車の排気ガスによって体が受ける影響は深刻なもので、花粉症以外にも、気管支喘息や肺がんなど命に関わるものもあります。
ですから、患者数を減らすために排気ガス対策を行うことは、とても重要なことですし、このことは官民一体で、行うべき事柄でしょう。

温暖で湿度の高い、植物が生長しやすいという、日本の気候も花粉症にはかなり関連があるのではないでしょうか。
日本列島は、山が多く南北に長いことから、四季がはっきりしていて、どこの地域でも、次々と違う種類の花が一年を通して咲き、とてもきれいなのですが、それはまた、花粉症になるアレルゲンが常に溢れている状態でもあるという事になります。


日々の生活の中で、完全に花粉との接触を断つのというのは非常に難しいことです。
今後も花粉症患者は増加していくと考えられている今、個人での対策はもちろんのこと、行政による対策も大変重要になってきます。
花粉症対策も大気汚染も社会全体で取り組んでいかなければならない問題といえるでしょう。

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