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2009年4月アーカイブ


2型糖尿病は、発症を予防する事が可能な病気です。糖尿病にかかりやすいかどうかを調べるチェックを行って、糖尿病の予防に役立ててましょう。
簡単な糖尿病のチェックを紹介しますので、ぜひチェックをしてみて下さい。
食生活面の糖尿病チェック項目を挙げてみます。
1、食べ過ぎる傾向がある。
2、脂っこい食べ物が好きである。
3、甘いもの、あるいはアルコール類が好きである。
4、食事の時間が不規則である。
5、海藻類や野菜類が苦手、あるいはあまり食べない。
次に、生活習慣のチェックです。
6、運動不足気味である。
7、ストレスが溜まりがちである。
生活面以外のチェックもしてみましょう。
8、糖尿病になった血縁者がいる。
9、40歳以上である。
10、少しのことで疲れやすい。
11、むくみや、手足の痺れがある。
12、視力が落ちてきた。
これらは、糖尿病の症状や原因について、基本的なことを中心にしたチェック項目です。あてはまる項目が多ければ、糖尿病が発症している可能性が大きくなります。
自覚症状がほとんどないことが糖尿病の特色のため、チェック内容が合てはまらい場合でも病気にかかっていないとは限りませんので、注意しましょう。
チェック項目には含まれてませんが、口の中がむやみに渇いたり、トイレに行く回数が以前より増えているような場合も糖尿病の症状が出ている可能性があります。
気が付かないうちに病気が発症して重症化してしまっている場合もあるので、定期健診などをこまめに受けて、病気の早期発見に努める事が大切です。


1型糖尿病は、糖尿病の中でも子供が発症することが多い特殊な病気です。糖尿病の症状が出始めるのが早ければ8歳前後からとされ、多くの患者は10歳から18歳の間に発症します。
1型糖尿病は自覚症状がほとんどなく、風邪のような症状が出た際に体調の乱れを感じて医師の診察を受けると、病気が発症していた事が判明したというケースが多いようです。1型糖尿病が発症すると体内の血糖値を下げる働きをもつインスリンの分泌が悪くなるため、適切な治療を行わないとさまざまな合併症が併発されてしまいます。
1型糖尿病患者は、不足するインスリンを補うために、毎日欠かさずにインスリン注射を行わなくてはならない患者が多いようです。
1型糖尿病が発症する原因は、2型糖尿病のように日頃の運動不足や食べ過ぎなどの生活習慣ではなく、ウイルスの感染による自己免疫反応によって、すい臓にあるランゲルハンス島のβ細胞に対する抗体が作られてしまい、β細胞が抗体によって攻撃されてインスリン分泌機能が破壊されてしまうことが原因とされています。
この自己免疫反応は、体内の免疫機能を制御している遺伝子の影響下にあるとされていますが、糖尿病の発症に至る経緯は完全に解明されていないのが現状で、感染から1週間以内に発症が起こる「劇症1型糖尿病」という病気もあります。
1型糖尿病は「小児糖尿病」とも呼ばれるためか、子供が発症する病気というイメージを持つ人が多いようですが、中には中高年になってから発症するケースもあります。


検査などで糖尿病の疑いがみられた場合には、医師に教育入院を勧められる場合があります。教育入院とは、高血圧の疑いがある人や、肥満傾向の人、軽度の糖尿病を発症している人などを対象に行われるものです。
病院によって、短いところでは二泊三日程度から、2週間くらいまでの期間を設定して行われます。入院中は、糖尿病の基本的な知識をはじめ、運動療法や食事療法の正しい方法や、身体ケアの方法、治療に使用される薬剤についての説明など、糖尿病治療に関連する事柄を学ぶ泊りがけの研修のような入院です。
糖尿病についての知識は、インターネットを利用したり関連書籍を読んだりすることで多くの情報を得ることができますが、教育入院では専門家の指導による実施講習を受けることができるので、病気についての知識が深まり日常生活での治療を進めやすくなります。中でも糖尿病の食事療法は一般的な減量よりも厳格に制限されるため、教育入院での指導は非常に役に立つでしょう。
糖尿病の教育入院は、基本的に2週間を1スパンとして行われます。その期間中に医師を交えたオリエンテーションや、グループワークでの学習、また病院によっては家族といっしょに食品交換表の活用法などの指導を受けられる場合もあります。
糖尿病は発症後は生涯にわたって治療が必要となる病気ですので、しっかりと知識を身に着けることで正しい治療を行うことができ、より快適な生活を送ることにも繋がります。
入院の際には、保険に加入していれば入院給付金が降りますが、治療を兼ねた教育入院の場合は給付金が支給されることがほとんどのようですので、保険会社や役場などに問い合わせてみましょう。糖尿病の治療を始める際には、教育入院をして正しい知識を身につけることをおすすめします。


糖尿病は「現代病」と言われているように、脂肪分を多く含みカロリーが高い洋食が定着し、車や電車など便利な交通機関の普及に加え、現代のようにストレスが多い社会の中で年々患者数が増加しています。
厚生労働省では毎年「糖尿病実態調査」を行って、調査の結果を糖尿病の治療や予防などに利用しています。平成14年に行われた「糖尿病実態調査」では、「糖尿病の疑いが強い人」が国内におよそ740万人、「糖尿病の可能性を否定できない人」がおよそ880万人いるとされ、合わせて1620万人が糖尿病にかかっていると診断されています。それより五年前の平成9年では総計が約1370万人ですから、調査結果をみると日本国内の糖尿病の患者は確実に増加していると言えます。
また、平成17年に実施された患者調査概況によると、糖尿病の治療を受けている患者は247万人いるとされ、糖尿病の症状があっても治療を受けていない、もしくは病気を自覚していない人数も加えると、相当の人数に上る事が予想されます。
日本国内の糖尿病患者数は以上のように年々増加傾向にあり、社会的な問題となっています。糖尿病は多くの合併症を招く危険性があるため、予防および治療の為の体制作りが急務とされ、国連が制定した11月14日の「世界糖尿病デー」など、現在は社会的な啓蒙活動が展開されるようになっています。


メタボリックシンドローム(略称メタボ)という言葉を、最近良くメディアなどで耳にする機会があります。メタボリックシンドロームは和訳すると「代謝異常症候群」という意味になり、内蔵肥満や高血圧、脂質代謝異常などが重なって起こる症状を表す言葉です。糖尿病とも関連が深く、高血糖はメタボの代表的な症状のひとつで、身体がメタボ状態になると糖尿病のリスクが非常に高くなります。
メタボを患っている人は肥満体の場合がほとんどで、糖尿病を起こさないためにもまず減量を行って、痩せる事が必要とされます。内臓脂肪を減らすと、インスリンの作用を向上させることができるため、血糖値が正常化しやすくなって糖尿病の症状改善にも良い効果が期待できます。肥満は動脈硬化を進行させてしまうので、脳梗塞や心筋梗塞などの合併症を防ぐ意味でも、余分な脂肪を減らして体内環境を良い状態に保つことが大切です。
メタボリックシンドロームは糖尿病の原因になりますので、ふだん血圧が高めの人や、太りやすい体質の人などは特に注意が必要でしょう。
厚生労働省では、2008年からメタボ予防のための新しい制度を導入して、メタボ検診などの予防対策を義務付けるようになりました。メタボ予防は、そのまま糖尿病の予防にも繋がりますので、ふだんから予防の強化に努めて、健康の維持を心がけるようにしましょう。


煙草は「百害あって一利なし」と言われているように、健康に対する影響が懸念されている嗜好品のひとつですが、糖尿病にも悪影響を与えてしまうとされています。
糖尿病を悪化させる要因である食べ過ぎや運動不足などと同様に、煙草も糖尿病と深い関連があります。
糖尿病は血糖値が正常値よりも高くなることによって、心筋梗塞などの合併症が起こる危険がありますが、糖尿病の人の場合は喫煙することによってさらにリスクを高める結果を招くことになります。
糖尿病患者の体内では、高血糖のために血液の粘度が上り血流が鈍くなるのですが、喫煙することで体内にニコチンの成分が入って血小板がくっつきやすくなるため、さらに体内の血行が妨げられてしまいます。
以上のことから、糖尿病でなおかつ煙草を吸っている人の場合は、狭心症、脳梗塞、心筋梗塞、動脈硬化などを発症しやすく、合併症がより重篤なものになる可能性が大きくなってしまいます。
糖尿病に喫煙が厳禁とされているのは、喫煙によって被る健康被害が甚大になるためです。
糖尿病の治療を円滑に進められるように、喫煙者は禁煙するように心がけましょう。
血圧が高めの人でも、禁煙をすると血圧が下がる場合あり、胃腸の調子も良くなりますし、肺ガンの予防にもなるため、禁煙は健康を保つためにとても大切です。
現在では、ニコチンパッチやガムなどの禁煙補助グッズも市販されていますので、糖尿病対策の一環として、これらを利用しながら禁煙に取り組んでみてはいかがでしょうか。


糖尿病を発症させる原因の中で、もっとも一般的なものが肥満です。肥満はアルコールや煙草などと並んで、糖尿病の予防や治療のためにはできるだけ避けなくてはならないもののひとつです。心筋梗塞や動脈硬化などは肥満によって引き起こされ、糖尿病の合併症の代表的な症状となっています。
糖尿病を予防するためには、まず肥満にならないようにすることが大切といわれています。人間の体内には、エネルギーを貯蔵する役割をもつ脂肪細胞という細胞がありますが、肥満が起こることによって、この脂肪細胞がインスリンの血糖降下を妨げる働きをする事が分かってきました。
以上のことから、糖尿病の予防や治療のためには、肥満を防ぐ事がいかに重要なのかを理解していただけたと思います。糖尿病治療の最も重要な目的は、インスリンの感受性を健康な状態に近づけるということあり、肥満の状態では目的を達成できない事は明らかです。
体重を減らすと血糖値のコントロールもしやすくなりますので、肥満の人は毎日の食事内容や運動量に気を付けて、減量に励むようにすることをおすすめします。
糖尿病の予防や治療に肥満は大敵です。健康的に痩せることで、糖尿病の予防と症状の改善を目指していきましょう。


この項では、妊娠と糖尿病の関係について述べてみましょう。
糖尿病の患者が妊娠出産をする事は、以前は大きな危険を伴うこととされていました。
高血糖の状態の妊娠は、胎児が奇形になる割合の高さが指摘されており、また、母体の中で胎児が大きくなりすぎたり、生まれてきた赤ちゃんが低血糖などの合併症を起こしてしまう可能性も否定できませんでした。このため、糖尿病患者の妊娠はできるだけ避けるようにと医師から進言されるケースが多かったようです。
しかし、現在は血糖値のコントロール方法も確立されており、糖尿病の女性でも妊娠出産が可能になっています。もちろん、健康な人の妊娠の場合よりも注意が必要であり、妊娠を希望する際には専門の医師とよく相談して、治療の内容を変更したり事前の検査を行うことが大切になるでしょう。
また、女性の場合は妊娠によって糖尿病を発症してしまう場合もあります。そのようなケースは妊娠糖尿病と呼ばれており、妊娠中の女性が注意しなくてはならない病気のひとつです。妊娠中は体内に様々なホルモンが分泌されますが、インスリンの働きを阻害する作用のあるホルモンが胎盤から放出される事が原因となって起こると言われています。
妊娠糖尿病にかかると妊娠中毒症が起こりやすくなり、流産や早産の危険性も高まるため、妊娠中はできるだけ食生活や生活習慣に気を配って、妊娠糖尿病を起こさないように心がけましょう。
妊娠糖尿病は妊娠中の一時的な症状のため、出産後は自然に治る女性が多いようですが、人によってはそのまま一般的な糖尿病に移行してしまう場合もあることから、出産後も血糖値の定期的な検診を受けて、体調の管理に努めるようにしましょう。


糖尿病治療を行う場合は、低血糖状態にも備えておかなくてはなりません。
糖尿病と低血糖は正反対の状態ですから、糖尿病患者がなぜ低血糖の心配をする必要があるか疑問に感じる人もいるでしょう。高血糖の状態が続くことで、身体の各所に多大なダメージを受けるのが糖尿病です。
しかし糖尿病の治療においては、低血糖に対する備えがなくては生命が危険になる可能性が高く、特に病気の症状が中程度から重度の患者の場合は、普段からの準備が必要とされます。
糖尿病の患者には、毎日インスリンを補給している人が少なくありません。インスリンは体内の血糖値を下げて、正常な値に保つ作用を持っているため、糖尿病の治療に不可欠なものです。
しかし、インスリンの効果が強すぎたり、誤って過剰に投与したりなどの理由で低血糖状態に陥った場合には、眩暈、手足のふるえ、大量の発汗、ろれつが回らなくなるなどの症状が起こります。さらに進むと意識障害が起こり、低血糖昏睡によって倒れてしまうこともあります。低血糖昏睡が起こった場合には、速やかに適切な処置が行われなければ死に至ることもあるため、注意される症状のひとつとされています。応急の対処方法は、低血糖状態になってしまった場合、ブドウ糖(白砂糖など)を口にして、安静にする事です。
糖尿病治療でインスリンを補充している人は、普段の外出でも常にブドウ糖を持ち歩くように心がけるのが大切で、糖尿病のIDカードも忘れずに携帯し、周囲の人にも糖尿病である事を知らせておくなど、事前にできるだけ備えをしておきましょう。


糖尿病を発症した場合には、足の状態にも注意が必要です。
糖尿病の患者の中には、足先に痛みやぴりぴりした痺れなどの感覚を覚える人がいます。これらの症状の原因は、糖尿病による神経症の可能性があります。糖尿病の合併症のひとつに神経障害がありますが、足首よりも先の部分に異常が認められるケースは、糖尿病末梢神経障害が起きていると考えられます。
糖尿病末梢神経障害は、糖尿病の治療を受けていても、血糖値のコントロールが上手くいかない状態のまま数年を経た場合や、糖尿病だと気づかずに病気を長年放置してしまったような場合に起こります。
いつの間にか火傷をしていたり、足先に怪我をしているのに気が付かなかったり、傷の直りが遅いといった事に心当たりがあるときは、糖尿病末梢神経障害が起こっている可能性があります。しかし、足の神経障害は内科的な原因によるものや、脳神経系の障害が原因となっているものもあるので、安易な自己判断は止めましょう。
糖尿病による障害の場合は、両足に症状が見られることが多く、比較的判断が付きやすいですが、きちんと専門医の診察や検査を受けた方が、的確な診断を得られるでしょう。
糖尿病が原因となって、足を切断したというケースも一部にはあります。糖尿病末端神経障害が進行して足に重い知覚障害が起こると、壊疽を発症する場合があり、治療が遅れてしまうと切断に至る場合もあるのです。このような事態にならないためにも、足の痛みや痺れなどを軽視せずに、気になったときには病院で早めの検査を受けるようにしましょう。


糖尿病の三大合併症のひとつに挙げられるのが、糖尿病腎症です。
腎臓は体内の不純物を尿として体外に排出させるための重要な器官で、腎臓がダメージを受けてしまうと腎不全が起こって尿毒症となり、腎臓移植か人工透析を受けなければ生命が危険になってしまう場合もあります。
糖尿病によって血糖値が高い状態が続くと、腎臓に大きな負担が掛かります。腎臓には糸球体と呼ばれる毛細血管が集った部分があります。血液がこの糸球体を通る際にろ過されて尿が作られますが、糖尿病はこの糸球体の中の血管を硬化させてしまいます。
硬化した血管は血管内が狭くなり、腎臓のろ過機能が低下することによって、本来は出ないはずのたんぱく質が尿の中に出るようになり、尿毒症へと進行してしまうのです。
腎臓は病気の自覚症状が出にくい臓器とも言われており、ふだんの生活の中ではなかなか病気が起こっていることに気がつきにくい器官です。糖尿病腎症を予防するためには病院の検査が必要です。尿の中のたんぱく(アルブミン)を検出する「微量アルブミン検査」を、年に数回受けるのが望ましいとされています。
糖尿病腎症は人工透析が必要な症状の第1位とされていますので、そのような事態にならないためにも積極的に検査を受けて、早期発見に努めることが重要になります。
尿病は血圧も関係しており、血糖値と血圧のコントロールが症状の緩和に効果的です。病気をできるだけ悪化させないように、塩分やたんぱく質の摂取を控えて、体調の変化にも気を配りましょう。糖尿病腎症を予防するために、食生活や生活習慣の見直しも大切です。


糖尿病の三大合併症のひとつにあげられるのが、神経障害です。
神経は人間が生きていく上で非常に重要な役割を果たしており、生命活動の柱ともいえる部分です。
糖尿病の中でも特に危険度が高いとされるのが神経障害であり、症状が重くなると命の危険を伴う場合もありますので、合併症の予防には十分な注意が必要です。
糖尿病が私たちの神経にどのような影響を及ぼすのかというと、高血糖値の状態が長く続くと、神経細胞の中にソルビトールという物質が作られて、徐々に蓄積されていきます。
このソルビトールには神経に障害を起こす作用があり、身体のいたる所で神経障害の症状が引き起こされてしまいます。
糖尿病性神経障害は、原因や症状によって、自律神経障害、単一性神経障害、多発性神経障害に分類されます。
糖尿病による神経障害の症状は、発汗異常、感覚麻痺や痺れ、膀胱異常、起立性低血圧など様々なものがあります。
神経障害が重くなると、神経が麻痺を起こして痛みなどの感覚が薄れてしまい、気が付かないまま火傷や怪我をしてしまうことがあり、そのまま壊疽が起こって手や足などを切断せざるを得なくなったりする場合もあります。また、無自覚性低血糖による突然の意識喪失や、無痛性心筋梗塞の発作が起こることもあり、最悪の場合は突然死が引き起こされることもあります。
このような事態にならないためにも、定期検診を忘れずに受けて糖尿病の予防と早期発見を心掛けましょう。


糖尿病の症状が起こると、高血糖によって身体中の血管に負担が掛かり、様々な合併症が起こる可能性が増大します。
血管のトラブルで最も問題視される症状が動脈硬化でしょう。糖尿病は動脈硬化を誘発させる可能性があり、更に症状が進行する事で脳梗塞や心筋梗塞といった命にかかわるような重病を招く危険性があります。
糖尿病患者の場合、健康な人と比較して脳梗塞が起こる可能性は三倍ほどの差があると言われています。心筋梗塞の場合も同様で、糖尿病の合併症として神経症が誘発される可能性があるため、健康な人よりも発症率が高まります。また、足の血管が障害を起こす閉塞性動脈硬化症も、糖尿病がある場合には三倍の発症率になると言われています。
動脈硬化は高血圧が原因になることも多いのですが、糖尿病が原因となるケースもあり、血糖値のコントロールをして動脈硬化が起こらないように注意しなくてはなりません。特に動脈硬化や高血圧やなどははっきりした自覚症状が少ないため、病気に気づかずに治療をしないでいると、急性発作が起こって死に至ることもある恐ろしい病気です。糖尿病の場合には、ふだんから食事療法などで対策を行い、体調管理をしておく事が必要です。
糖尿病の定期検診を必ず受けるようにして、早期発見に努めれば、体内の血管のダメージが大きくなる前に対処できます。血管を健康に保つ事は、健康で快適な生活に繋がります。食生活や生活習慣を見直して、糖尿病が起こらないように普段から心がけましょう。


糖尿病の合併症のひとつに、視覚障害があります。代表的ものは血管新生緑内障、白内障、糖尿病網膜症で、いずれも重度になると失明の危険を伴う視覚障害です。
糖尿病の特徴には自覚症状がないことが挙げられますが、これらの視覚障害もはっきりした自覚症状はないことが多く、ある日急に目が霞んで来たので医師の診察を受けてみると、糖尿病の合併症として視覚障害が起こっていることが分かり、すでに手の施しようがないほど病状が悪化していたという話は珍しくありません。
この自覚症状がないことが、糖尿病と合併症の最も怖いところでしょう。
視覚障害を防ぎ、失明などが起こらないようにするためには、糖尿病の検査と眼底検査を定期的に受けて、できるだけ早期発見に努める事が大切です。
眼底検査は、検眼鏡と呼ばれる検査機器を使い、眼球に光を当てて眼の網膜の状態を調べます。糖尿病の場合は網膜に小さな出血や損傷、シミなどが見られるため、合併症が発症しているかどうかの判断ができるのです。
合併症による視覚障害が起こる人は、年間約3000人と言われています。糖尿病が発症してから、適切な治療をせずに7年以上が経過している場合には失明の危険性が高まります。また、長年に渡って糖尿病の治療を受けている人の八割以上は、何らかの視覚障害が起こるとされています。
視力が弱まると日常生活にも負担が掛かりますから、糖尿病にかかった場合には眼のケアも忘れず、合併症の予防に努めていきましょう。


糖尿病が危険な病気であると言われているのを、耳にしたことのある人は多いでしょう。
糖尿病は一度発症すると完治することは難しく、また自覚症状がほとんど無いため気が付かない内に身体の中で病気が進行してしまうことも少なくありません。
糖尿病にかかると、多くの合併症が引き起こされます。糖尿病が恐ろしい病気と言われているのは、日常生活に多大な影響を与える疾病や、命に係わる重篤なものが合併症として起こることが多いためです。
糖尿病には「三大合併症」と呼ばれているものがあります。
それは、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、糖尿病性神経障害の三つの病気で、高血糖状態によって体内の血管がダメージを受けたり、神経障害によって身体の各機能に異常が起こったりという症状が現れます。これらの三大合併症は有名ですが、他にも糖尿病の合併症はたくさんあります。
例を挙げると、脳梗塞、心筋梗塞、乳酸アシドーシス、皮膚炎、壊疽、白内障などに加えて、歯槽膿漏といった病気も糖尿病による合併症と考えられています。
糖尿病の合併症は、急性のものと慢性のものに分けられており、上に挙げた症状は急性合併症に分類されます。慢性のものは、高血糖に伴って起こる糖尿病性昏睡、高浸透圧性高血糖症候群、ケトアシドーシス性昏睡などがあります。
糖尿病によって引き起こされる合併症が原因となって死亡する人はけして少なくありません。糖尿病と診断された場合には、さらなる合併症を招かないように正しい治療を行って症状の改善に努めましょう。


この項では、糖尿病が起こる仕組みについて説明をします。
糖尿病を一言で表すなら「血糖値が上がる病気」です。血糖値の「糖」はブドウ糖のことで、体内のブトウ糖の濃度が血糖値になります。
ブドウ糖は人間の生命活動にとって必要不可欠な物質ですが、過剰にあるのも問題になります。人間の体内では、余ったブドウ糖を細胞内でグリコーゲンに変化させて肝臓や筋肉組織に移動させるのですが、その際にインスリンが働きます。インスリンは、すい臓のランゲルハンス島にあるβ細胞から分泌されるペプチドホルモンの一種であり、炭水化物の代謝を調整する働きをしています。
糖尿病は、このインスリンの分泌機能が損なわれ、体内のインスリン分泌量が不足する事で発症します。糖尿病とは、体内の血糖値を自らの力では下げる事が出来なくなった状態のことなのです。
糖尿病の原因には、食べ過ぎによる肥満や、日常的な運動不足などが挙げられます。特に食べ過ぎによって体内のブドウ糖が必要以上に増えると、その分インスリンを多く分泌させなくてはならず、すい臓に多くの負担が掛かるためにそれが原因となって分泌機能が損なわれるケースが多いようです。
糖尿病はふだんの生活習慣を改善することで十分に予防することができます。食事の内容や運動量に気を配って正常なインスリン分泌機能を保ち、糖尿病予防を心がけるようにしましょう。


糖尿病治療のために、インスリン投与を受けている人は数多くいます。糖尿病の種類や、病気の進行度によっても異なりますが、糖尿病の治療にインスリンは必要不可欠なものとされています。この項では、インスリンについて説明をします。
インスリンは、すい臓にあるランゲルハンス島という内分泌性細胞群の中にあるβ細胞から分泌されるペプチドホルモンの一種です。炭水化物の代謝を調整する作用を持ち、脂肪の分解抑制と合成促進、肝臓での糖新生抑制など、インスリンには多くの生理作用機能があります。
1901年にアメリカの病理学者ユージン・オピーによって、インスリンには血糖値を下げる作用があることが発見されました。このことにより、糖尿病はインスリンが作られるランゲルハンス島がダメージを受け、体内のインスリンが不足することで発症するということが判明しました。1921年にはカナダの整形外科医フレデリック・バンティングがインスリンの抽出に成功し、翌年には薬として製造が開始されました。1980年になると、遺伝子工学の技術によって副作用が少ない「ヒトインスリン」の生産が開始され、現在に至っています。
糖尿病治療ではインスリンは一般的に使われていますが、投与されるのは主に1型糖尿病の患者や、2型糖尿病でも症状が悪化している場合だけだと考えている方もいるかもしれません。
しかし経口薬に対して薬物アレルギーが出てしまう人や、食事療法・運動療法を行っても効果が見られない人、肝炎などの感染症を起こしている人など、患者の状態によっては糖尿病が軽度であってもインスリン投与が必要になる事もあります。また、現在では血糖値のコントロールを確実なものとするために、糖尿病の早期からインスリンが使用されるケースも多くなっているようです。


食事療法や運動療法を行っても糖尿病の症状に改善が見られない場合は、薬物治療が行われます。糖尿病治療に使われる薬物治療は、注射によるインスリン導入と、経口タイプの糖尿病薬の服用とに分類されます。
糖尿病の薬物治療にはいくつか種類があり、使用法も効果もそれぞれ異なりますので、医師と良く相談して自分に最も合う方法を決めて治療を進めましょう。
経口タイプの糖尿病薬は、症状が軽度〜中度の患者に処方されます。種類はビグアナイド薬やスルホニル尿素薬、即効性インスリン分泌促進薬、α-グルコシダーゼ阻害薬、即効性インスリン分泌促進薬、インスリン抵抗性改善薬などが挙げられます。
この中では、ビグアナイド薬とスルホニル尿素薬とが昔から使用されてきた有名な薬で、副作用も少なく一般的な経口糖尿病薬として処方されています。
インスリン抵抗性改善薬は、インスリンの抵抗性を鎮めてインスリンの利きを良くする作用があります。α-グルコシダーゼ阻害薬は、食後の血糖値の上昇を抑えてくれる薬です。
食事療法や運動療法による効果が薄く、インスリン非依存の患者の場合には、即効性インスリン分泌促進薬を用いると症状の改善に効果があります。
体内のインスリン不足が深刻な場合には、インスリンの皮下注射が行われます。
糖尿病治療では常に低血糖に注意が必要になるため、薬物治療を行いながら随時血糖値の測定をして、血糖値のコントロールを意識することが大切です。


糖尿病の治療は、食事療法から開始されるのが一般的です。忙しくて運動療法のための時間が取れない人でも、毎日の食事を工夫することで糖尿病の改善を進めて行くことができます。急には甘い物が止められなかったり、食欲が抑えられない人もいますが、食事療法は誰でも比較的始めやすく、血糖値のコントロール効果を期待できる療法です。
糖尿病治療において食事療法を行う際には、まず今までの食生活の見直しが必要になります。特に2型糖尿病の人の場合は、高カロリーの食事や栄養バランスの偏った食生活などが病気の原因になっているため、脂肪分の摂取をできるだけ控えて、ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養バランスが考慮された食事内容に切り替える事が必要になります。
糖尿病治療のための食事療法は、一日に必要なカロリーを標準体重から割り出し、そのカロリー内に納まるような献立を決めて、食事内容を制限することで行われます。標準体重の算出方法は身長(m)×身長(m)×22になります。この値がその人の標準体重になり、これに生活活動強度をかけたものが、1日に必要な摂取カロリーになります。
生活活動強度は、そのひとの活動レベルに応じて25〜40に振り分けられます。普通の会社員の場合は「生活強度�U(中等度)」に分類され、標準体重に30〜35をかけると適正カロリー値が算出できます。
糖尿病の食事療法では、食品交換表を利用することも大切です。食事療法を進めていくためにはあらかじめ管理栄養士などの指導を受けて、食品交換表の使い方などを学んでおくと良いでしょう。


糖尿病は、運動療法を行うことによって症状が改善される場合があります。糖尿病の主な原因のひとつに運動不足が挙げられます。体内の血糖値が上がるのを防ぐ意味でも、必要最低限の運動を行うように日頃から心がけましょう。
運動療法は可能な場合は毎日行うのが一番良いのですが、毎日が無理な場合は週に三回ほどの運動でも効果があるとされています。糖尿病の治療には、短距離走などの無酸素運動よりも、水泳やジョギングのような有酸素運動が適しています。
一回の運動に長い時間をかける必要はありません。運動を開始してから脂肪の燃焼が始まる20分から、長くとも40分程度の軽い運動で十分な効果が得られます。糖尿病の運動療法は、継続して行うことで症状が改善していくので、根気良く運動を続けましょう。
運動療法は、血糖値の上昇を防止するだけではなく、脂肪の燃焼を促進して動脈硬化を防いだり心肺機能の向上にも効果があり、続けることで良好な体調を維持していくことができます。
糖尿病治療は、体内のインスリンの感受性が下がり投薬治療の成果が現れにくくなる傾向がありますが、運動療法を続けるとインスリンの感受性感度が上がっていくという利点もあります。糖尿病の症状の進行を避けるためにも生活の中に運動療法を取り入れて、積極的に行っていきましょう。
運動療法についての注意点は、食事前や早朝などの血糖値が下がった状態ではあまり効果が得られないという点です。糖尿病治療のために運動を行う場合は、低血糖昏睡を起こさないように時間を選んで行うように注意しましょう。

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