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2010年3月アーカイブ

便秘になるとお腹が張ったり、痛みが出たり、吐き気や食欲がなくなってしまうこともあります。
時には、肌荒れや吹き出物といった不快な症状が出たり、肩こりやめまい、イライラや不眠を引き起こすとも言われています。

便秘の症状を改善するためには、食生活を見直してみましょう。
便秘の解消には、食物繊維を摂るといいと言われますが、中でも、注目したいのが、プルーンです。
プルーンは、ドライフルーツとしてスーパーなどでよく見かけますね。

プルーンが便秘解消によいと言われる理由は、プルーンは“水溶性食物繊維”をたくさん含んでいるからです。
“水溶性食物繊維”の特徴は、胃の中でとどまっていられる時間が長く、水分を保持する力も強いこと。また、体内で溶けてゲル状になることで、小腸での栄養素の消化吸収を遅らせたり、便のかさを増して、腸に適度な刺激を与えて便が腸内をスムーズに動きやすくします。
そして、有害物質を体外へ出すという働きがあります。
さらに、ドロドロに溶けたプルーンの食物繊維は、善玉菌のエサとなり腸内環境を整える働きも持っています。

その他にも、プルーンには便秘解消に効果のある成分が、多く含まれています。
例えば、お腹の調子を整える働きを持つ『ペクチン』。腸のぜん動運動を活発にしてくれる『カリウム』。
腸内で、酸を作るのに役に立つ、糖アルコールの一種『ソルビトール』などが含まれています。
ですからプルーンは、お腹の調子を整えながら、腸の動きを活発にさせ、便に水分を含んで通りをよくし、便秘を解消する、という“すぐれもの”なのです。

そんなプルーンですから、食べ過ぎると下痢を起こすこともありますので、注意しましょう。
ドライフルーツのプルーンを1日数粒、そのまま食べるというのも良いのですが、美味しくて、便秘解消に良いからといって、摂りすぎないように、気を付けましょう。

朝食の時に、刻んだプルーンをヨーグルトに入れて、一緒に食べるようにすると、より便秘解消の効果も高くなるでしょう。

しつこい便秘を改善ためには、マッサージも効果的ですね。
お腹のところをマッサージすることで、腸の働きを高めてぜん動運動を促してくれるので、便意を感じるようになるのです。

マッサージは、腸の形に沿って行うと、便秘に効果的です。
そのためには、仰向けになり腰の下に枕を入れるなどしてお腹を伸ばすような姿勢をとります。
そして、おへその周りに手の指を4本あてて、“の”の字を書くような感じで、マッサージします。
お腹を時計回りの方向にゆっくりと軽く、30回ほどくるくるしましょう。
この、“の”の字を書くお腹のマッサージは、大腸の配置に沿ってマッサージすることになるので、腸が刺激されて便意が起こります。
うまく排便が促され、便秘が解消されるのです。

また、お風呂につかってリラックスしている時に、“の”の字を書くお腹のマッサージを行なうのも便秘解消に効果的です。

それから、おへその横、指2本分ほど外側からさらに指3本分下に下がったところの左右両方に、『大巨(たいこ)』という、ツボがあります。
これは、便秘の解消のために刺激するとよいポイントなので、お腹が張るなどの症状があるときには、お腹にのの字を書きながら、『大巨(たいこ)』を刺激するのも、効果があります。

マッサージは、食後3時間くらいに行うのが一番、便秘の解消に効果的です。
私達が食事をした時、食べたものは胃で消化されて、腸へと移動していきます。
この、腸に移動していくのが丁度、食後3時間後くらいなのです。
その時に、腸の動きを助けてあげるお腹のマッサージをするのが、タイミングとして良いのです。

便秘が解消されたスッキリとしたお腹になるためには、普段から、バランスの取れた食生活や規則正しい生活に気をつけることも大切ですが、適度な運動と、“の”の字を書くお腹のマッサージを続けると良いでしょう。

便秘の解消には、食物繊維と乳酸菌を多く含む食品が、良いといわれていますね。
乳酸菌を多く含む食品の代表的なものと言えば、ヨーグルトなどの乳製品や納豆、キムチなどがあります。
中でも、ヨーグルトに含まれる、ビフィズス菌が便秘の解消にとても効果を発揮するのです。

人間のお腹の中には、悪玉菌と善玉菌が存在していることは、ご存知ですね。
その悪玉菌と善玉菌のバランスが、私達の健康のカギとなっています。
仮に悪玉菌が多くなってくると、腸の働きを悪くして便秘や発がん物質を作り出してしまい、健康に悪影響を及ぼします。

その反対に腸内の善玉菌が増えると、腸の働きが整い、代謝がよくなるので、排便もスムーズになります。
ヨーグルトには、ラクチュロースやラクトフェリンといった、善玉菌を増やす成分が豊富に含まれています。
また、ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌によって、腸内に酸が発生し、悪玉菌の増殖を抑えます。
さらに、腸内で発生する酸は、腸の運動を活発にする働きがあるので、ヨーグルトは便秘を改善する効果があるといわれているのです。

ですが、ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌は、胃や十二指腸で、死滅してしまい、腸までは届きませんので、たまに、腸の調子の悪い時だけ食べるというのでは、ヨーグルトによる便秘解消効果を十分に得ることはできません。
ですから、毎日ヨーグルトを摂るようにして、腸内の細菌のバランスを整えるようにしましょう。
ヨーグルトの便秘解消の効果をより発揮させるためには、朝、食事と一緒に摂るのことをお勧めします。

朝ごはんは、しっかり摂りたいものですが、朝ごはんを食べる習慣がない人でも、ヨーグルトなら手軽に食べられるでしょう。
ヨーグルトを毎日同じ時間に食べることで、排便のタイミングが整い、お腹の調子もよくなります。

また、ヨーグルトにオリゴ糖をプラスしたり、果物などのビタミン類や野菜類などの食物繊維と一緒に摂ることも、便秘を解消するのに効果的です。時には、オリジナルのヨーグルトレシピを考えてみるのもいいですね。

薬に頼らず、便秘を解消するためには、ヨーグルトなどの体に優しい食べ物で、腸内環境を整えるようにすることが、大切でしょう。

便秘は、女性の50%以上が経験していると言われます。便秘によって起こる不快な症状もさまざまで、お腹が張ったり、食欲がなかったり、肌荒れや口臭・げっぷ・痔などの原因にもなるといわれます。
そんな便秘は出来るだけ早く治したいですよね。そのためにお薬を使いたいけれど、お腹が痛くなるような薬は使いたくないという人は、作用の優しい漢方薬を使ってみてはいかがでしょう。

漢方薬は、それぞれの体の証と呼ばれるものによって処方されるものが変わってくるので、その人に合わせた、便秘を解消してくれる漢方が処方されます。

例えば、便が硬く、比較的体力があるが、口が渇きやすく、のぼせや頭痛などの症状があるタイプの場合、腸内の老廃物が熱と結合して便秘を起こします。このタイプの場合には、桃核承気湯(とうかくじょうきとう)や大承気湯(だいじょうきとう)が処方されます。
桃核承気湯(とうかくじょうきとう)に含まれる、桃仁(とうにん、桃の種子)は血液の滞りを良くします。
大承気湯(だいじょうきとう)は、消化管の通りを良くし、気分もスーっとさせてくれます。

生理前に体調が悪くなることが多かったり、げっぷやオナラが出やすい、また、精神的なストレスから便秘になりやすいという人には、大柴胡湯(だいさいことう)や加味逍遙散(かみしょうようさん)が適しています。
大柴胡湯(だいさいことう)には、気のめぐりを良くする柴胡(さいこ)という生薬が入っています。
加味逍遙散(かみしょうようさん)は、ホルモンの分泌を良くする作用があります。


めまいや立ちくらみをしやすく、ウサギのようなコロコロとした、固めの便が出るような習慣性の便秘の方や高齢者、手術後の方には、潤腸湯(じゅんちょうとう)や麻子仁丸(ましにんがん)などが処方されます。血液や水分不足で、腸を潤せなくなっているのを改善します。

疲れやすかったり、排便してもすっきりしない、ダイエット中といった人は、栄養や体力が不足していることが原因なので、下剤成分が入っていない小建中湯(しょうけんちゅうとう)や消化機能を促進し、胃腸を丈夫にする補中益気湯(ほちゅうえっきとう)が、良いでしょう。

また、便秘や下痢を繰り返す人は、身体を温める機能が低下していることが多いので、桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)や人参湯(にんじんとう)が向いているでしょう。これらは、胃腸の働きを良くして、体を温めてくれる作用があります。


このように、体質や、便の状態などによって、処方されるものが違ってきます。
漢方薬を考えている人は、一度、漢方薬局で、自分の便秘のタイプや適した漢方薬について、相談してみるといいでしょう。

そして、漢方薬を使用しながら、規則正しい生活やバランスの取れた食事で、体質を整えていくことが大切です。

便秘を解消するためには、腸のゆるみを改善する体操が効果があります。

中でも、『金魚運動』は、全身のリンパの流れと、血液の循環を高め、腸の活動を活発にさせるので、便秘解消の運動として行われることが多い体操です。

金魚運動はとても簡単です。空いた時間を使って手軽に行って、便秘を解消しましょう。

まず、仰向けに寝転びます。両手は、指を組んで、頭の下にあてます。
足の裏を床と垂直になるようにつま先を起こし、両足をそろえ、全身の力を抜きましょう。
腰とひじでバランスをとりながら、上半身と下半身を同じ方向に曲げるという動作を左右交互に行います。
魚が泳ぐ時の動きをイメージしながらやると良いでしょう。終わったら、大の字になって、1分ほど休みます。
この、金魚運動を、朝晩2回、1回1~2分行うことで腸が刺激されて便秘が解消されます。
ひじを立てないことと、力まないように注意しましょう。
金魚運動は便秘の改善だけでなく、背骨や骨盤の歪みを矯正し、バランスを整えるという効果も期待できます。

腸を刺激する金魚運動は赤ちゃんの便秘解消にも効果があります。
赤ちゃんに行う場合は、お尻と足を支えるように持って優しく左右に動かしてあげます。

もう一つ、腸のゆるみを改善し、血行をよくする体操を紹介しましょう。
まず、仰向けに寝て、全身の力を抜きます。片足を曲げ膝を両手で抱え、息を吸いながらゆっくり胸まで引き寄せます。
今度は、息を吐きながら、足をゆっくりと元に戻します。同じようにもう一方の足も行います。
呼吸を意識しながら、左右3回ずつ繰り返します。

他にも、腹筋を鍛えたり、ひねったりという運動も、便秘の解消には効果的だといわれています。
例えば、仰向けに寝転んで頭の後ろで腕を組み、体を少し起こして、つま先(おへそ)を見るようにして5秒キープ。といった「つま先のぞき」の体操や体をねじるという運動も便秘の解消には効果があります。

そして、便意を一番起こしやすいのは、朝だと言われていますので、これらの運動を、布団の中で行うことも、便秘解消にとても良いことでしょう。

便秘知らずのすっきりとした毎日を送るためには、普段から、食生活に気をつけ、水分をしっかり摂ること。できれば、ジョギングなどの適度な運動を取り入れて、規則正しい生活を送ることが大切です。
また、運動の時間がとれないような場合でも、意識して早足で歩くようにするだけでも、便秘解消には有効です。

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