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2009年6月アーカイブ

コレステロールの本当の働きって、ご存知ですか?
今までは、コレステロールの健康被害の面ばかりがクローズ・アップされて、とっても悪者のような扱いでしたが、多くの大切な働きがコレステロールにはあるのです。

コレステロールは主に肝臓・皮膚などでつくられます。そして、血液に乗って体中を廻り体の細胞の外壁にあたる
細胞膜を作る原料となります。ですが、コレステロールは脂の一種なのでほとんど水に溶けません。
水を主成分とする血液に乗せるには『リポ蛋白』と言う船のようなものに守られながらに全身に運ばれます。
そして、肝臓から血漿・末梢へ。そこからまた血漿を通り肝臓に戻ります。(血漿循環 )

また、コレステロールは、脂肪の消化を助ける作用を持つ胆汁の前物質である胆汁酸の原料となっています。
コレステロールはこの胆汁酸とリポ蛋白によって運ばれ、胆汁・小腸を通りまた肝臓に戻ります。(胆肝循環)

この時にコレステロールを運ぶリポ蛋白。実は、このリポ蛋白に『LDL』『HDL』があるのです。
肝臓から末梢へ運ぶのはLDLリポ蛋白が担当し、これを「悪玉コレステロール」、組織(おもに遅筋)から肝臓へ運ぶHDLリポ蛋白を「善玉コレステロール」と呼んでいます。


コレステロールは、特に肝臓・脊髄・脳といった臓器に大量に含まれていますが、私達の体のあらゆる組織にあり細胞膜を作っています。
そして、細胞膜の柔軟性を保って安定させるために、適度な硬さとハリを与えてくれています。

ですから、コレステロール値が、高すぎても、低すぎても体に支障が出てしまいます。
高くなると、『高脂血症』や『動脈硬化』などの危険性が高まりますし、逆に低すぎると、血管が破裂しやすくなったり、肝臓病の疑いが出てきます。
バランスが大事なのです。

また、コレステロールは、副腎皮質ホルモンのコルチゾール、男性ホルモンのプロゲステロン、女性ホルモンのエストロゲン、など
ステロイドホルモンを作るためのとても必要な成分となります。


コレステロールの重要な役割は他に、脂溶性ビタミンの代謝があります。これは、体が正常な機能を維持する為に、ビタミンA、D、Eなどに代表される脂溶性ビタミンの代謝にも作用しています。

コレステロールのこのような、詳しい働きが解明されてからは、コレステロールの基準値を守るように、健康診断などでも指導がされるようになりました。
コレステロールが多すぎると体に悪いのは確かな事ですが、低すぎてもダメなんですよね。
コレステロールは動物の体を維持するにはとても重要なものなのです。

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