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2009年5月アーカイブ

普段から、コレステロール値の変化にはできるだけ気を付けておきたいものです。
ですが、コレステロールの値が変化しても自覚症状がないので、なかなか自分では気が付きません。
コレステロール値の変化は検査を受けない限り分からないのです。
だからと言って、常に検査することも大変ですよね。
そこで、これから簡単なチェックをしてみましょう。
コレステロール値が高くなっていないかどうか、食事・生活習慣・体質 の3点からチェックします。

では、まず食事面でのコレステロール・チェック。

1、魚より肉類が好き。
2、野菜や海草は苦手。食物繊維の不足が気になる。
3、トンカツや唐揚げなどの揚げ物や、甘い物が大好き。
4、アルコールをよく飲む。

次に、生活習慣についてのチェック。

5、運動不足である。
6、会社や家庭でのストレスが溜まっている。
7、普段からタバコを吸っている。
8、睡眠不足である。

最後に体質に関するチェック。
体質的に太りやすい方もいますが、肥満にはコレステロールも大きく関係しています。

9、最近太ってきた。
10、家族にコレステロール値が高い人がいる、あるいは高脂血症* の人がいる。
(*『高脂血症』とは、血液中の脂質が異常に多い状態のこと)

以上。当てはまる項目が多いほど、コレステロールの数値が上昇している可能性が強くなるといえます。

当てはまった数が3~5個の場合、早めに生活を改善したり、定期健診を受けるなど、コレステロール値の変化に注意しながら予防に努めましょう。

7個以上当てはまる場合、コレステロール値が高い可能性があります。
また、メタボリックシンドロームなどを発症する可能性が非常に大きいと言えます。
折を見て医師の診察を受けるのが望ましいです。

さあ、10の項目の中に当てはまるものはありましたか? 
コレステロール値の上昇は、バランスの良い食事と適度な運動で抑える事ができるのです。
普段から気を付けていきたいですね。

コレステロールの標準値ってどのくらいの数値なのでしょう?
コレステロールの標準値を知ることは、コレステロールを正しく理解する上で、とても大切なことです。
なぜなら、コレステロールの数値は、生活習慣病にも影響があるからです。
生活習慣病の対策は、コレステロールや中性脂肪のバランスが自分の数値と比較して、どうなのか調べることから始まります。
一般的に言われているのは、総コレステロールは220未満、善玉コレステロール(HDL)40以上、悪玉コレステロール(LDL)140未満、中性脂肪150未満が、コレステロールの標準値とされています。
これらの数値と、同じくらいならば、特に対策は必要ないと言えるでしょう。
でも、もしも自分の数値が大きく外れるようなら早めに対策を考える必要があるでしょう。

ここで1つ。『中性脂肪』とは、どんなものなのでしょう。
中性脂肪もコレステロールと同じ血液中の脂質の仲間で、糖質の2倍以上のエネルギーを持っていて私達のエネルギー源になったり、臓器を守ってくれたり、体温を一定に保ってくれたりと、とても大切な成分です。
その反面身体は、この脂肪を溜め込むように出来ています。
ですから、コレステロールの数値が多いと言うことは血液内の脂肪も多いと言う事になります。
中性脂肪は多すぎると、悪玉コレステロールと一緒になって、体に悪い影響をもたらします。
それが、生活習慣病と言われるもので、高脂血症から動脈硬化、更にはメタボリック・シンドロームを発症させるリスクを高くするのです。だから、コレステロールが多い方は特に注意が必要になるわけです。

でも、自分の数値が標準より高いからといっても必ずしも悲観することはないようです。
その訳は、長生きする方の多くは、統計的に見てコレステロール値が高い場合が多いと言われているからです。
このことからも、健康体を長く保つためには、コレステロールは、HDLとLDL共に体にとって不可欠なものなのは確かなのです。
ただし、そのためにはコレステロール値の適正なバランスが取れていることが、大切なのです。
さらに、生活習慣病対策に役立つのが、“BMI”。これは、『ボディマス指数』と言って、肥満度を表します。
自分のコレステロール値に合わせて、BMIも知っておくのも良いことです。
BMIは身長(m)×身長(m)÷体重(kg)で求められます。
これで出た数値(BMI)が 22の場合その時の体重は標準体重。BMIが18.5未満の場合を低体重、BMIが25以上だと肥満。
と言う目安になります。この計算・・小学校・中学校の頃の健康診断の時に計算した経験・・ありませんか?
簡単な計算で求められる肥満度チェック。細かな数値は抜きにして、『肥満は、体に良くない』と言うことは子供の頃から言われていましたね。
生活習慣病などの予防のためには、まず定期検診を受けること。
そして、コレステロール値に注目しながら、診断結果の自分の数値に変化がないかどうか気を配ることが大切なのではないでしょうか。

コレステロールには大きく分けると2つのタイプがあります。
よく『総コレステロール』と言われているものの中に、善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)の2つのタイプがあるのです。

ここでは善玉コレステロールについて説明しましょう。

昔から使われている『善玉コレステロール』という呼び方は、今では『HDL』と言う呼び方に変わりました。
これは、コレステロールの働きに関して、体にプラスの作用を与える物を善玉、体に悪い影響を与える物を悪玉と区別されたことに由来しています。
今ほど、コレステロールの研究が進歩していなかった時に付けられた呼び方です。

しかし、今ではコレステロールに対しての正しい理解を深める為か、善玉コレステロールと呼ばれた物はHDL、悪玉コレステロールはLDLと呼ばれることが増えてきています。
本来、コレステロールはバランスこそが大切でコレステロール自体に良いも悪いもないと言う事が分かってきたからです。

では、善玉コレステロールはどのような働きをするのでしょう。
HDL (善玉コレステロール)は、肝臓で作られたコレステロールが、LDL (悪玉コレステロール)によって体内に運ばれたあと、血管内に残った余分なコレステロールを回収して肝臓に運ぶ役目があります。

HDL (善玉コレステロール)によって肝臓に運ばれたコレステロールは、胆汁酸の原料となって再使用されます。
更にHDL (善玉コレステロール)は、血管内にこびりついたコレステロールを取り除く役割を持っていてます。
これらは血管内を健康に保ち動脈硬化の予防にもなります。
しかし、HDL (善玉コレステロール)は、ストレスや、喫煙によって、減ってしまいます。

きちんとした生活習慣を心がけ、善玉コレステロールを増やすように気を付けることで、動脈硬化に掛かりにくくなります。
コレステロールのバランスを保つようにして生活習慣病にかからないようにしましょう。

コレステロールには悪玉コレステロール(LDL)と善玉コレステロール(HDL)と 呼ばれるものがあります。
しかし、今では LDL と HDL 呼ばれることが増え悪玉・善玉という呼びことは少なくなってきました。
悪玉コレステロールは血液中を巡って、肝臓で作られたコレステロールを肝臓から末梢へ必要とする組織に運ぶ役割を持っています。
ここでポイントとなるのが悪玉・善玉コレステロールの働きです。
悪玉コレステロールは、コレステロール補給に大切な役目を持っているのですが、体内に過剰に増えると血管に溜まったり、酸化した状態になります。
その結果、生活習慣病の発症の引き金となる、動脈硬化を引き起こします。この動脈硬化が悪化すると、血管が詰まり脳梗塞や心筋梗塞といった、命にかかわる病気を発症させてしまいます。

LDL が『悪玉コレステロール』と呼ばれるようになった経緯は、善玉コレステロール(HDL)のように血管内の余分なコレステロールを回収する働きが悪玉コレステロールにはなく、さらに、体へ悪影響を及ぼす為です。



ですから、悪玉コレステロールのコントロールは生活習慣病にとって、とても重要なのです。
総コレステロールの中の、悪玉コレステロール値が多い場合は数値を減らす為の治療が必要です。
しかし、本来悪玉コレステロールも体に不可欠なものなので、食生活や運動、生活習慣を見直し、いつも適正な数値であるように努めなければなりません。
コレステロールの管理をしっかりすることは、将来の糖尿病や心疾患などを予防するためにとても大切なことなのです。

健康診断の時に『総コレステロール』とか、『LDLコレステロール』『HDLコレステロール』などと言う言葉を良く聞きますね。
では、この『コレステロール』とは、何のことなのでしょうか?
コレステロールとは、生物の体を健康に保つ上でとても重要な働きを持つ脂質の一種・遊離脂肪酸です。
たんぱく質や炭水化物と共に三大栄養素と言われ全ての生物が持っている、とても大切な成分です。
そして このコレステロールは、“LDL”(悪玉)と“HDL”(善玉)の2つのグループに分けられます。
なぜ二つに分けられているかと言うと、コレステロールは、1784~5年 人の胆石の中から、見つかったそうです。
そして1788年、『コレステロール』と言う名前に決まったようです。
語源はギリシャ語で、『コレステリン』胆汁(コレ)の固形化したもの(ステリン)のようです。
その後1913年には、これまでのウサギでの実験結果などにより、『コレステロールが動脈硬化の原因』と判明しています。
でもこの時は、コレステロールは、悪者でした。

その後、1985年のマイケル・ブラウンやヨセフ・ゴールドスタインによる研究により、コレステロール代謝が解明され、コレステロールに関する発見が相次ぎました。
また、研究が進んだ今は、栄養学の発展とともに、生理的観点からも、『コレステロール』は体に悪いものではなく、逆に必要不可欠なものであると言うことが分かってきています。
このようにして、初めに見つかった体に悪い影響を及ぼすものを“LDL”(悪玉コレステロール)といい、その反対に、体にとって大切な働きをするものを“HDL”(善玉コレステロール)と、区別されたのです。
以前は『コレステロール』と言えば、体に悪い成分の代名詞的な存在とされていました。
でも、今ではその悪者イメージもだいぶ変わってきています。

コレステロールの、重要な働きをいくつか挙げてみましょう。
コレステロールは脂質性ビタミンのビタミンD (骨にとって、とても重要な成分)の生成にも関連があります。
また、細胞膜を安定させたり、多くのホルモンの原料にもなります。
例えば、男性ホルモン・女性ホルモン・黄体ホルモンなど、大事なホルモンはみんな、コレステロールからできているのです。

本来、コレステロールは体を正しく機能させる大切な物なのです。
でも、善玉と悪玉のバランスが崩れてしまうと、前にも書いたようにコレステロールが血管に張り付いたり、酸化するなどして動脈硬化の原因となることもあります。
ですから、普段から食生活を見直したり、少しでも運動するなどコレステロールのバランスが崩れないように
自分でコントロールする事が大切です。
そして、コレステロールの基準値に近い状態であることに注意して、いつまでも健康でいたいですね。

コレステロールとストレスは、とても密接な関係であることを、ご存知でしょうか?

適度なストレスは健康に良いとされていますが、ストレスの蓄積は悪影響を及ぼすことは知られていますね。
ストレスは自律神経にダメージを与えます。そして、自律神経失調症を招き、脱毛、皮膚炎、不眠症や抑うつ症状などとして、表れることがあります。
また、コレステロールも数値が上がりすぎると、高コレステロール症や高脂血症、肝臓病など、色々な症状がでてきます。
では、ストレスとコレステロールの間の深い関連と言うのは、一体どんなことでしょう。

それは、コレステロール値は、ストレスによって左右される・・・と言うことなのです。

ストレスが過剰に掛かると必要以上に交感神経を刺激します。そのため、副腎皮質ホルモン(ストレスホルモン)のカテコールアミン
(アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンの総称)の分泌が活発化します。
副腎皮質ホルモン(カテコールアミン)は、血中の遊離脂肪酸の量を増加させる働きがあり、コレステロール合成を促進させます。
また、ストレスを感じた時に『やけ食い』・『やけ酒』と言われるように、ストレスを食べることで解消しようとして食事量を増やしたり
、間食したり、深酒する方も多いですよね。タバコが止められなくなる場合もあるでしょう。
でも、これらは全てコレステロール値をあげてしまいす。
それが、ストレスと、コレステロールの関係の大きな問題の、ひとつなのです。

また、血管壁にも変化が生じ、脂質代謝異状による高LDLコレステロール血症を発症させます。
これは、LDLが高いと血管の内膜にコレステロールが溜まりいわいる粥状硬化が起こります。
これが悪化すると血管が詰まり脳梗塞や心筋梗塞につながります。さらに、血液中の酸素を活性酸素に変えてしまいます。
活性酸素は血液中のLDL(悪玉)コレステロールを酸化させ動脈硬化の原因になります。

もう1つ。ストレスはコレステロールだけではなく、中性脂肪も増やすので、高脂血症になる可能性もあるのです。

以上が、コレステロールがストレスによって、上昇する仕組みなのです。

初めにも書きましたが、全てのストレスが悪いわけではありません。でも、ストレスとの上手な付き方は大切です。
特に『A 型タイプ人間』は、ストレスにかかりやすいと言われています。気を付けてくださいね。

ストレス解消のために、出来れば趣味を持ちましょう。運動や、音楽や園芸、旅行など、熱中できる趣味があれば、自然と気持ちの切り替えができるし、リラックスできます。また、筋弛緩法や腹式呼吸を試してみるのも、いい方法です。
ストレスを乗り越えること、または、ストレスと上手く付き合って行くことが、コレステロールをあげずに安定させる為に
重要になってくるのです。

コレステロールの数値が多いのは、必ずしも、太った方だけではありません。
『食事にも気を付けているし、どちらかと言えば痩せている方なのに・・・なぜ?』と、思った方もいると思います。
そのような方は、体質的にコレステロールが多いと言う方なのです。
体質的に・・・と言われると、ほとんどの方はコレステロール値が遺伝するかどうか、気になってしまいますよね。
一般的には、コレステロールに関する体質も、遺伝すると言われています。
それは、アレルギーや癌などの発症が、体質の遺伝に大きく作用されるのと同じことなのです。
例えば、年もまだ若いし、生活習慣に対しての対策もしているのに、なかなかコレステロール値が改善しない・・・などと言う場合。
その多くは、体質が遺伝したことによるものでしょう。
ご両親ともに高脂血症を発症していたり、心筋梗塞、脳梗塞で死亡した人が多い場合などは、遺伝している可能性があるので注意が必要です。

遺伝する体質には2種類のタイプがあります。
一つは、LDLレセプターに問題がある場合。LDLレセプターとは悪玉LDLコレステロールが細胞に取り込まれるために、結合しなければならないものなのですが、その、異常なレセプターを両親あるいは片親から、遺伝してしまった場合。
(若い世代から問題となるのは、両親とも遺伝子が異常な場合のみ)

もう一つは、中性脂肪も高くなってしまうタイプ。
日本では、この、中性脂肪も、コレステロールも高くなってしまうタイプが多いようです。

でも実際に『遺伝』とか、『体質的に増えやすい』とされるケースは、全体のおよそ15%ほどで、あとは、生活習慣によるものの方が多いようです。

仮に遺伝的に中性脂肪が高くなるタイプであっても、成人して食生活が悪くならなければ、高脂血症にはならないこともあるのです。
コレステロールは遺伝と関係があるといっても、コレステロールは、タンパク質の多すぎる食事・運動の習慣がない・
アルコールやタバコ・など、健康にダメージを与える悪い生活習慣が原因で高くなるのです。
生活習慣病は誰でも掛かる可能性のある疾病であることを、忘れないで下さい。

普段から高コレステロール血症や高中性脂肪血症に掛かりやすい体質であることを、よく理解し、健康な毎日が送れるようにしたいものです。
それには、定期的に検診を受けたり、生活習慣病に掛からないようコレステロールに配慮した正しい生活習慣で、生活することが、大切なのではないでしょうか。

血液検査・・・職場の定期健診や人間ドックなどでは、必ず行われる検査のひとつですね。
そして、血液検査で調べる項目に必ず、コレステロールの数値はあります。
血液検査の結果をみると、T-cho(総コレステロール) LDL(悪玉コレステロール) HDL(善玉コレステロール) TG(中性脂肪)と、書いてある項目を見かけます。これが、『コレステロール値』を表している項目です。

この、コレステロール値が高いと発症しやすいといわれる、『高脂血症』。
コレステロールや中性脂肪など血液中の脂質が基準値よりも増えている状態なのですが、普通の血液検査よりさらに詳しい検査(高脂血症検査)を受けることによって、より確実な結果を得る事が出来ます。

『高脂血症検査』と言っても、普通の検査とさほど変わりはなく、採血した血液をさらに詳しく調べる・・・と言ったところでしょうか。
この検査によって測定された、総コレステロール・ HDL(善玉)・LDL(悪玉)・TG(中性脂肪)それぞれの数値によって、高脂血症は3つのタイプに分けられます。そして、その3つのタイプ それぞれに対しての対処法の判断も付けやすくなるのです。

ただ普通の血液検査と違うのは、12時間以上食事をせずに採血すると言うこと。
なぜそうするのか・・と言うと、採血直前の食事の影響を受けた中性脂肪の数値は、食事後での採血ではほとんどの場合上昇してしまい、正確な結果が出せないからです。ですから、午前9時に採血するのであれば前日の夜9時以降からは何も食べないようにして、当日の朝食も抜いた状態で採血するようにします。

血液は絶えず入れ替わりを繰り返し、約4ヶ月で新しい血液になると言われています。コレステロール値の変動がみられたら、早めに生活習慣の改善を心掛けるようにしましょう。コレステロールは変化しても自覚症状がほとんどないとされています。こまめな検査を受けることは病気予防や健康維持に役立ちます。また、生活習慣病を防ぐための、早期発見にも繋がりますね。

今や生活習慣病は小学生ぐらいの子供のうちから始まっていると言われ、成人前の患者の数も増えていると言います。
以前なら中年以後の方が気にすることの多かったコレステロール。『メタボ検診』も、老若男女問わず行われるようになりました。
それだけ、健康への意識が高まっている時代なのです。


ですから、年に1回は健康診断や、人間ドックで、自分の体のチェックをするようにしましょう。
定期的な検診は生活習慣病に限らず、全ての健康管理の上でとても大切なことなのです。

コレステロールの数値について、以前の医学界では“少なければ少ないほど良い”というのが定説でした。
しかし、長生きしている方の多いくはコレステロール値が高い事が分かってきています。

現在基準としている『総コレステロール(T-cho) 120~220mg/dl 血中のコレステロール』は、米国での調査で、30・40歳代の男性で、コレステロール値220以上の場合に心筋梗塞が多かったと言うデータによるものです。
ですが、女性や50歳以上の男性では、数値が280程度以上の場合に心筋梗塞が増えるとされています。


また、60歳以上の方の総コレステロール値と死亡率との関係を調べたところ、最も死亡率が低くなるのは、『コレステロール値220~239のケース』という結果が得られたのです。(高齢者に限定した条件で調査)

更に、コレステロールとガンの関連性をみても、コレステロール値160未満がガンの発症率が最も高く、最も発症率が低かったのはコレステロール値が240以上のグループだったというデータがあります。

このことから、中高年の場合コレステロールは多少高いくらいでも、不安に感じる必要はないといえるでしょう。
逆に、生活習慣病にかかる子供が増えてきている今、若い年代のコレステロール値は低めの方が望ましいでしょう。

コレステロールは動物にとって生命活動に欠かせない物質です。
細胞膜やホルモンなどの原料となるコレステロールが少ないということは死亡率にも影響を与えるのかもしれません。

日本では中高年女性の半数以上が高コレステロール血症とされていますが、平均寿命を考えると、女性の方が長生きですよね。

だからといって、高くても良いかと言うと、そんなことはなく、高コレステロールが問題なのは、心筋梗塞などの生活習慣病を発症しやすい状態にしてしまうことなのです。

また、LDL(悪玉コレステロール)ばかりが増えてコレステロールが高くなったのでは大きな問題です。

コレステロールと長生きの関係まだ、調査段階で明らかになっていない部分も多いのですが、やはり健康を保つポイントは適正な数値を保持する事ではないでしょうか。

コレステロールが高いと、『肥満症』になりやすいのをご存知ですか?
『肥満症』は生活習慣病のひとつです。
普通は、体が“太っている”ことを、『肥満』と言っていますが、医学的には、“脂肪が一定以上に多くなった状態”のことを『肥満』と、呼んでいます。
肥満状態にある方で、コレステロールも高いという方は、かなり多いようです。

肥満の方の生活習慣を見て見ると、食事の量も多く、不規則で、甘い物やアルコールを摂り過ぎていたり、運動不足だったり・・・
これでは、脂肪が体にたっぷりついてしまいます。脂肪はコレステロールの原料になりますから、コレステロール値も上がってしまいます。“肥満 すなわち 高コレステロール”と言われてしまうのも、仕方ありません。
また、BMI(体重(kg)を身長(m)の二乗で割った体格指数)が男女とも 25以上だったり、ウエスト径(へそまわり径)が男性では 85cm以上、女性では 90cm以上の場合、『内臓脂肪型肥満』が疑われます。この、内臓脂肪型肥満が、さまざまな病気が引き起こすのです。
これは肥満というより『肥満症』と考えた方が良いかもしれません。

ですが、見た目が太っている方だけが、コレステロールに注意が必要と言うわけではありません。
コレステロールは、隠れ肥満の方も、気を付けなければいけません。
隠れ肥満とは、一見すると痩せてるし、BMI も 25未満なのに、体脂肪が多いことをいいますが、隠れ肥満の方は、内臓脂肪型肥満が多いと言われているのです。隠れ肥満は、ダイエットをした時に、運動をしないで食事だけを極端に減らした場合が多いのです。確かに脂肪は落ちるのですが、筋肉も落ちてしまい、また体重が逆戻りした時には脂肪だけが増えるので、以前より体脂肪が増えてしまうからなのです。

隠れ肥満だと肥満の知識や恐ろしさ、コレステロールの管理の大切さなどを、きちんと理解していない場合が多いので、注意が必要なのです。

さらに、痩せ型だけど、コレステロールや中性脂肪、血圧が高い、という方は、心臓病のリスクが増えやすく、生活習慣病を発症しやすい状態にあることが分かっています。
隠れ肥満のような内臓脂肪型肥満の場合、BMI が 25未満でも安心はできないのです。


コレステロールと肥満の関係は深く、肥満を解消することがコレステロールを下げる有効な方法なのです。
コレステロール対策をすると同時に、肥満についてのきちんとした知識を得て肥満解消に努めましょう。

コレステロールと並んで中性脂肪は、共に体の中に存在する脂肪です。
中性脂肪とコレステロールは同じものと思ってしまいがちですが、その働きはまったく異なります。

コレステロールは、HDL(善玉コレステロール)とLDL(悪玉コレステロール)の、二種類あります。
どちらも、人間が生きていくために重要な働きをする、ホルモンや消化酵素の原料に活用されます。

中性脂肪というのは、食事によって摂取されたり、肝臓で作られ、体内で貯蔵されます。
この貯蔵された中性脂肪は、大切なエネルギー源ですが、すぐには使われず、万が一に備え皮下脂肪として体に蓄えられ、必要な時に活用されます。

しかし、増えすぎた中性脂肪は体に悪影響を及ぼします。
コレステロールも中性脂肪も人間が生きていくためにはとても必要な物なのですが、多すぎても体によくないし、摂取しないのもよくありません。ですから、過剰にならないように、コントロールすることが大切です。

コレステロールと中性脂肪のバランスが崩れると、血中の脂肪が増えて、生活習慣病の一つである『高脂血症』を引き起こします。
高脂血症には、『高コレステロール血症』(コレステロールが高い場合)、『高中性脂肪血症』(中性脂肪が高い場合)、『高コレステロール高中性脂肪血症』(コレステロール・中性脂肪のどちらも高い時)がありますが、どの高脂血症であっても、動脈硬化に罹りやすく、また進行も早めてしまいます。
動脈硬化が進むと血液の流れが悪くなりその結果、心筋梗塞や脳梗塞、腎臓病と言った、命にかかわる病気にも繋がります。
将来の大病を防ぐ意味からも、コレステロールと中性脂肪に注意することはとても重要なことです。

特に、LDL(悪玉コレステロール)と中性脂肪が多く、HDL(善玉コレステロール)が少ないと言う場合は、体調の変化に気を付けなければなりません。
これは『高中性脂肪血症』で、中性脂肪が増えすぎたことで、HDL(善玉コレステロール)が減り、血管内に増えすぎたLDL(悪玉コレステロール)を、回収できなくなってしまうのです。
それから、LDL(悪玉コレステロール)の粒が小さくなって動脈の壁にたまりやすくなったり、血栓ができやすくなったりします。

また、『高中性脂肪血症』は、生活習慣病のひとつですが、高中性脂肪は ほかにも、『脂肪肝』・『高血圧』・『糖尿病』なども引き起こす危険性が高まります。
ですから、コレステロールと中性脂肪のバランスを正常に保つことがとても大切なのです。

コレステロールと中性脂肪は、血液検査を受けなければ、それぞれの数値が変化しても状況が分かりません。
それは、コレステロールと中性脂肪の数値が変化していても自覚症状がないからなのです。
いつも正常値を保っていられるように、こまめに検査を行うようにしましょう。

コレステロールと生活習慣病はとても深い関連があります。

生活習慣病には、糖尿病、高血圧、心臓病、肥満症、高脂血症、高尿酸血症・痛風、虚血性心疾患、脳血管障害、骨粗しょう症、慢性閉塞性肺疾患、アルコール性肝疾患、アルコール性膵炎、消化性潰瘍、大腸がん、歯周病などがあります。

これら『生活習慣病』は、以前は中高年がよくかかる病気として『成人病』と呼ばれていました。
でも、「年をとると誰もがかかる病気」と思われやすいことや、子どもの患者数も年々増加傾向にあることから、“これらの病気は年齢が原因なのではなく、日常の生活習慣にある”と、平成8年、厚生省が新たに導入した概念です。
生活習慣病とは、『食事や運動、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が、発症・進行に関与する病気』を総称したものです。

生活習慣病の発症については、体内のコレステロールのバランスが大きく関係しています。
ですから、コレステロールのバランスが悪くなると、生活習慣病発症のリスクも高まると言うわけです。
では、コレステロール・バランスが崩れると、どうなるのでしょうか。
血管の内壁に増えすぎた血中の悪玉コレステロールが、沈着し始めます。
血管内壁は悪玉コレステロールが溜まり続けた為に、厚く盛り上がって動脈を細くしてしまいます。
細くなった血管では血行も悪くなり、体のあちこちで問題が起こってきます。
そして、さらに悪化すると、動脈硬化や狭心症、心筋梗塞、脳卒中への危険度も高まります。
原因は、悪玉コレステロールの沈着によって、厚く盛り上がった動脈内では、血の流れが停留して血の塊・血栓が出来てしまい血管を詰まらせてしまうからです。

コレステロールの高い方に特に注意していただきたいのは、“生活習慣病にならないようにする”ことです。
なぜなら生活習慣病は、『サイレンと・キラー(静かな殺し屋)』の異名を持つほど、症状が悪化するまで自覚症状がなく、早期発見が難かしく、自覚症状がでた時ではもう手遅れである事が多いのです。
早期発見が困難な上に、完全な回復は望めない、と言われています。

また、手足が痺れる感覚や冷えを感じるような時は、血行が悪くなっているのかもしれません。
小さな問題行動を日々積み重ねていくことで生活習慣病は、さらに重篤な疾病を招いてしまいます。
コレステロールをコントロールしておくことは、健康で快適な毎日を過ごすためには大切なことなのです。

生活習慣病の多くは 生活習慣が基礎にあるので、予防が可能です。病気の発症を防ぐこともできるのです。

はつらつとした生活を送る事を目標に、悪い生活習慣を見直し、コレステロール値の乱れを改善していきましょう。

コレステロールを減らすには、『運動』+『食生活の見直し』が最も効果があるとされています。
基礎代謝を上げ、体内の脂肪燃焼がしやすい体を維持することで、効率的にコレステロールを減らすことができるのです。
また、運動によって汗をかくことで、体内の老廃物を出したり、筋力がつくことでの老化防止などの効果もあるのです。
生活習慣病やメタボリック・シンドロームを予防するためには、コレステロールを減らすようにしなければなりません。
そこで、適度な運動と正しい食事が、大切になってくるのです。
緊張をほぐしたり、ストレス発散したい時にちょっと体を動かすだけでも、気分転換になりますね。
また適度な運動を続けることは、ダイエットにも効果がありますよね。
コレステロールを減らすためには、これらの運動による効果も、とても大切なことなのです。

コレステロールを減らす・・と言うことは、体の中の脂質を減らすことです。
ダイエットに有酸素運動が最適なのは良く知られています。
有酸素運動はダイエットと同じようにコレステロール値や、中性脂肪も下げてくれるのです。

酸素を取り込みながらする有酸素運動では、心肺機能が強化されて、血液の循環もよくなります。
そして、体内の脂質を燃やすために、まず筋肉にあるグリコーゲンが使われ、次に中性脂肪が分解されるため脂質の代謝も良くなります。
脂質の代謝がよくなり、中性脂肪が下がることで、悪玉コレステロール(LDL)も減ります。
かわりに、善玉コレステロール(HDL)が増えてくるのです。


では、どのような運動をどの程度行うのが、コレステロールを減らす為に良いのでしょか。

有酸素運動を1日30分程度で十分効果がある言われています。
今では、趣味や、日課として多くの方がやられている、ウォーキングやスイミング、ジョギングやダンスなどは、あまり体に負荷をかけないで長く運動を続けることができる有酸素運動の代表です。
できれば、それを毎日30分以上、最低でも3ヶ月以上続けることが望ましいでしょう。
でも、『毎日続けるのは難しい』という方もいるでしょう。でしたら、週3回以上行う事を目標にしてみてください。
そして、始める前には必ずストレッチなどで、十分に体をほぐしてから始めるようにしましょう。
それから、朝起きてすぐや食事前の空腹時、食後すぐ・・などは避けましょう。

また、時間がないというなら、通勤の際に一駅分歩いたり、エレベーターではなく階段を使ったりするだけでも、コレステロールを下げる効果が期待できます。
毎日こつこつと運動するように心掛け、目標は、最低3ヶ月!! 続けたいものです。
自分のため、コレステロール対策とは、楽しく長く続けることが大切なのです。

『メタボリック・シンドローム』通称 メタボ。
コレステロールに注意している方なら、特に気になる事も多いでしょう。
この、『メタボリック・シンドローム(メタボ)』とは、一体どのようなものなのでしょうか。
『メタボリック・シンドローム』とは、「肥満症」、「高血圧」や「高脂血症」、「糖尿病」など、主に生活習慣病と呼ばれているものが、内臓に脂肪が蓄積した肥満『内臓脂肪蓄積』により、さまざまな病気が引き起こされた状態のことを言います。

メタボリック・シンドロームは、『内臓脂肪症候群』とも言われ、過剰に溜まった内臓脂肪からは、これらの生活習慣病になる可能性を高くする物質が分泌されるのだと言います。
ですから、仮にそれぞれの病気が、“軽症”だったり、“予備軍”だとしても、急速に動脈硬化を進ませてしまいます。
さらに、これらの生活習慣病を複数併発させる危険性もあるのです。


メタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)になる原因は、コレステロールが高くなる原因ともいえるような、栄養バランスの悪い食生活・運動不足・睡眠不足・ストレス・喫煙などのダメージの多い生活習慣です。
つまり、普段からコレステロール値が適正であるようにすると言うことは、コレステロール対策でもあり、またメタボ対策にとっても、大切な事なのです。

しかし、全てのケースでコレステロール対策が重要と言うものでもありません。
コレステロールは生活習慣や体質などで、高くなりやすい方もいれば、逆に下がりすぎてトラブルを起こす場合もあるからです。

でも、多くの方は、やはり肥満が原因になっているようです。
肥満によって、血管が老化すると罹りやすくなる高脂血症を防ぐためにも、メタボ対策を上手く行かせなくてはなりません。
そのためには、太らないような生活態度に改善し、肥満などでコレステロール値が上がらないようにしないといけません。
それに、コレステロールに気を配ることは、体を若々しく保つ為にも、とても重要なんですよ。

体が健康であるということは、脂質の少ないサラサラで健康な血液である証拠となります。
そのためには、コレステロールを下げてくれる食品を食べたり、適度な運動をするなどして、生活習慣病やメタボを遠ざけましょう。

最後に、『内臓脂肪は、食事や運動で落としやすい』ので、小さな努力の積み重ねこそ、メタボ予防として確実に役立つはずです。

コレステロールが気になる方の多くは、高コレステロール血症に注意している方もいるでしょう。
高コレステロール血症とは、脂質異常症(高脂血症)のひとつで、血液中の総コレステロールが220mg/dL以上だと、高コレステロール血症と診断されます。血液中のコレステロールがあまりに過剰な為に動脈硬化を起こします。

また、悪玉コレステロール(LDL)値が高い場合も動脈硬化を起こすことがあります。
この場合は、高LDLコレステロール血症とよばれ、血液中にコレステロールの単体である低比重リポ蛋白(LDL)が140mg/dL以上存在するタイプの脂質異常症です。

高コレステロール血症は、体にとって重要な臓器である、心臓や脳、腎臓などに大きなダメージを与えてしまう病気です。
脂質異常症(高脂血症)とは、血液の中に溶けている血清脂質(コレステロール、中性脂肪(トリグリセライド)、リン脂質、遊離脂肪酸)が異常に多い状態のことをいいます。

高コレステロール血症は、この血清脂質(コレステロール、中性脂肪(トリグリセライド)、リン脂質、遊離脂肪酸)のうちの、コレステロールが高い状態を指します。ですが、自覚症状はなく、健康診断の血液検査で発見されるまで、気がつきません

コレステロール多く含む食品は、動物性のものが多く、食生活が欧米化してきてコレステロールの摂取量が多くなってきています。
肉は大量に食べるのに、魚や野菜は少ししか食べないといった偏った食生活では、コレステロール値が上昇し、代謝不全を起こします。
そして、血液検査の結果、高コレステロール血症と、診断されてしまうのです。

知っての通り、心疾患や脳梗塞などは、生活習慣病によって起きる危険が高く、その生活習慣病は動脈硬化によっておこります。
動脈硬化に ならないようにするには、コレステロールを基準値であるように注意しなければなりません。

高コレステロール血症や動脈硬化を予防するには、コレステロールが少ない食品を選んで食べたり、栄養バランスを考えるなどの、食生活の見直し、適度な運動や節度ある飲酒、そして禁煙といった、生活態度を改めることが大切でしょう。

コレステロールは、人体には必要なものなのですが、増え過ぎると、体にさまざまなトラブルを引き起こします。

血液検査で“総コレステロール値が高い”と言う結果でも、それが病気の原因ではなくコレステロールの中の HDL(善玉コレステロール)と LDL(悪玉コレステロール)の バランスが病気の原因になるのです。

脳梗塞は生活習慣病やメタボリック・シンドロームと同じように、コレステロールの バランスが崩れたために起こる病気のひとつです。

食事からコレステロールを摂りすぎて、血液中のコレステロール値が上がると、高コレステロール血症を引き起こします。
高コレステロール血症は、 HDL(善玉コレステロール)が、回収しきれなくて血管内に残ってしまった余分な
LDL(悪玉コレステロール)が血管内部に沈着し、動脈硬化を起こして血管を狭めてしまいます。
また、コレステロール値が高いと、血液はサラサラではなく、粘度の高いドロドロ血液になっています。
そのため、心筋梗塞や、脳梗塞にかかる可能性が高くなるのです。
更に、そのドロドロの血液は固まりやすいので、狭くなった血管内で血の塊をつくり、血栓になります。


脳梗塞には大きく分けて、脳血栓と脳塞栓の2種類のタイプがあります。
どちらも、コレステロールと深い関連のある高血圧や動脈硬化が、主な発生原因だと言われています。

脳血栓は、さらに2つに分けられますが、どちらも脳の血管に出来た血栓によって血液の流れが阻害されて起こります。
その1・・・脳の細い血管が詰まるタイプ。 これは、高血圧の人に多く、症状は比較的軽いか又はほとんど分からないこともあります。その2・・・脳の太い動脈が詰まるタイプ。 これは、生活習慣病などによる動脈硬化によって起こるもので、睡眠時にも発症します。 

もうひとつの脳塞栓は、心臓内にできた血栓が血流に乗って脳に運ばれ、脳動脈を塞ぎます。
突然の発作としておこるタイプで日中活動時に多く発症します。
2004年3月にプロ野球の長島茂雄さんが発症したのは、この『脳塞栓』でした。


脳梗塞が起こると、半身麻痺や意識障害、運動障害、しびれ・感覚低下などの症状がでます。
脳血栓の場合は数日かけてゆっくり表れたり、『TIA』という前触れ発作があるのに対し、脳塞栓は、意識障害や半身麻痺が突然おこります。そして、半身麻痺や意識障害、運動障害は、重大な後遺症として残ることがあります。

脳梗塞のリスクについて考えるなら、生活の改善はとても重要なことです。
コレステロールが高い場合は、まず生活習慣を見直して、コレステロールをコントロールするようにしましょう。

コレステロールと深い繋がりがあるものに、動脈硬化があります。

動脈硬化症は症状であって、健康な人も加齢により動脈硬化が進みます。
動脈硬化が起きても自覚症状はなく、動脈硬化により引き起こされる病気によって自覚症状が現れるのです。
それは時に死亡することもあります。

動脈硬化の原因は脂質です。コレステロールも脂質なので、原因のひとつと考えている方も多いと思います。

でも、全てのコレステロールが悪いのではなく、悪玉コレステロールと呼ばれる LDL が血管内に増えすぎて、血管内に沈着してしまうことが問題なのです。
本来血液中の LDL(悪玉コレステロール)は、中性脂肪などと血液に乗り体内の細胞に運ばれます。
細胞に運ばれたあとの余分なコレステロールを肝臓に持ち帰るのが HDL(善玉コレステロール)です。
このコレステロールのバランスが崩れてしまって、HDL(善玉コレステロール)が少なくなってしまうと、本来の働きである余分なコレステロールの回収が間に合わず、LDL がどんどん血管内に貯まりはじめます。
そして、血管の内腔はだんだん、細くなり硬くなり、『アテローム硬化(粥状硬化)』と言われる動脈硬化を起こします。
ですから、HDL(善玉コレステロール)が少ない方は、動脈硬化を起こしやすいと言えます。
血液検査などで、HDL(善玉コレステロール)の数値が総コレステロール値よりも、重視されるのはこの理由からです。
  
動脈硬化は、血管内部が LDL の沈着によって細くなり血行も妨げられ、さらに血管が硬くなって脆い状態になります。
また、血行が悪い事で、血栓などが出来てしまうと、閉塞(血液が詰まる)などを起こすことがあります。
その場所が脳なら脳梗塞、心臓ならば心筋梗塞、といった命にかかわる病気を発症させます。

ですから、コレステロール対策も LDL が多い方は下げるように処置していきながら、HDL を増やせるような対策をとることが、とても重要になります。
たとえば、脂肪の摂取量が増えると、血中の LDL が増えます。
動物性の油は飽和脂肪酸で、血中コレステロールの量を増やして動脈硬化につながります。
また中性脂肪が多いと HDL が減ってしまいます。

植物性の油の不飽和脂肪酸は LDL を低下させます。
アルコールを飲むと HDL が増え、動脈硬化の予防に有効といわれます。
特にワインは、ポリフェノールが多いので良いとされていますが、飲みすぎは禁物です。

コレステロール値と言うのは、健康管理の基礎となります。
自分のコレステロール値を把握することは、健康管理のためにとても大切なことです。
コレステロールをしっかりコントロールして、メタボリック・シンドロームや生活習慣病などを引き起こさないようにしましょう。

コレステロールが多いと心筋梗塞になる危険性も高くなります。
心臓は、生涯休みなく拍動するポンプです。
心臓は、心筋の細胞の表面を流れている動脈(冠動脈)から栄養と酸素をもらうことで、動くことができます。

コレステロールが血液内に過剰にあると心臓へも大きなダメージを与えます。
コレステロールは血管内に蓄積し、血行を悪くさせ、動脈硬化を起こさせます。
さらに、動脈硬化は心臓の周りの血管(冠動脈)をもろくさせ、血流を妨げてしまいます。
心筋梗塞は、最悪のケースでは死に至る重病です。
心筋梗塞というのは、血流が止まる事で心筋細胞が壊死したり、発作を起こして心停止する事もあるからです。

『虚血性心臓疾患』と言うのを、聞いたことがありませんか?
これは、狭心症と心筋梗塞症をまとめた呼び方です。では、どんな状態のものなのか説明します。

コレステロールが冠動脈内に沈着して、血管が狭くなると、「心筋虚血」になってしまいます。
これは、心臓を動かす血液が不足している状態でこのとき心臓は、SOS信号を出します。
胸の圧迫感や胸痛などで、長くても15分以内でこの症状は消えてしまいます。これが、『狭心症』です。

それから、さらに冠動脈が狭くなって「完全にふさがって血液が通わない」状態が続くと、その部分が壊死します。
これが『心筋梗塞』で、胸の痛みに加え、呼吸困難や吐き気、冷や汗などの症状が続きます。
胸の痛みが30分~数時間続く状態を『急性心筋梗塞症』と呼んでいます。
コレステロール値が高いほど心筋梗塞や狭心症が起こりやすくなります。
心筋梗塞などのリスクが非常に高くなるケースとしては、コレステロールの、“悪玉コレステロール(LDL)が高い”“善玉コレステロール(HDL)が低い”あるいは“中性脂肪が高い”ケースだと言われています。
コレステロール値が高めの方は特に注意しましょう。

『発作が起こるのが、分かれば良いのに・・・』そう思う方も多いでしょう。
でも、“突然発作(胸の痛み)が起きてそのまま死亡する”といった急激な症状も心筋梗塞では考えられるので、心筋梗塞の発作を予知するのはとても難しいのです。

ですから、普段から脂っこい食事や甘い物を避けたり、塩分・アルコールはできるだけ控えるようにして、肥満や高血圧を予防しましょう。
イチゴ、リンゴ、バナナ、スイカ、桃、あんず、マンゴー、みかん、キウイなど果物は、心筋梗塞の予防や心筋梗塞の原因となる動脈硬化を予防に効果があるようです。
でも、果糖があるので、摂りすぎには注意しましょう。
それと、コレステロールが減らせるように全身を使った軽い運動(歩行、速歩、自転車等)を取り入れるなど、心筋梗塞にかかるリスクを少しでも減らす努力も大切です。
ですが、軽い運動でも息切れするように感じたら、早めに医師の診察を受けるようにしましょう。
また、天候や体調が悪い時、食後などは避け、狭心症発作がたびたび起こる時や心筋梗塞の発作直後は絶対禁止です。
あと、タバコは禁煙することが望ましいです。一日に吸う本数が多ければ、それだけ狭心症や心筋梗塞にかかる危険が高くなります。


心筋梗塞が起こらないように、コレステロール値の変動にも注意して、普段の生活から対策をしておくことが大切です。

コレステロールが高い方に注意していただきたいのが血圧です。
コレステロールが高いと、血圧も高めな場合が多いからです。

これまでに、コレステロールが高いと生活習慣病にも罹りやすいこということは知られています。
生活習慣病には高脂血症、高血圧も含まれるのですが、コレステロールが高いと血圧が上昇しやすくなっている事が判明しています。

元々、コレステロールが高くなると血管にコレステロールがたまり、血液が流れる血管内部が細くなったり、硬くなります。
そこに、血栓(※血のかたまり)ができて、血液の流れが悪くなり、血圧が高くなるという事はあります。
(ひどいときには、血液の流れを止めてしまいます。)

しかし、血圧の上昇には様々な条件に対する、脳から指令もあるのです。
ですから、高コレステロールの状態では血圧調整するよう、脳からの指令と機能が働き、血圧が上がりやすくなるという、生理的理由もあることが、研究から分かっています。

もう少し詳しく説明すると、腎臓には『レニン』というタンパク質分解酵素があって、このレニンにより血圧調節に関わるアンジオテンシンⅠが作られます。この、アンジオテンシンⅠには昇圧作用はありません。
ですが、タンパク質分解酵素レニンによって活性化されたアンジオテンシンIがアンジオテンシン変換酵素(ACE)、キマーゼ、カテプシンGの働きによって強力な血管収縮作用のあるアンジオテンシンII に変換されます。高コレステロール値の場合は、このアンジオテンシンIIの分泌が強まるので、血圧を上昇させ、高血圧に進むことが分かってきました。


高血圧を発症させるリスクが、コレステロール、血圧が両方とも高い場合では、普通よりも3.1倍になる事がデータからも分かっています。
動脈硬化を促進させる高コレステロール値と高血圧。自覚症状がでにくいので、気がつかないうちに動脈硬化から、心筋梗塞や脳卒中などを引き起こす事が多いのです。高血圧が、“サイレンとキラー”と言われる由縁です。

ですが最近、紅茶が血圧上昇が抑え、高血圧や脳卒中になりにくくする可能性があるのではないかと考えられています。
なぜなら、紅茶に含まれているカテキンが、アンジオテンシンⅡの合成を阻害することが分かってきたからです。

コレステロール値が高めの方は血圧にも十分気を配り、高血圧やその他の生活習慣病の予防を心掛けて、健康な生活を送りましょう。

コレステロールが気になる方は、食事も見直してみてください。
コレステロールを正常にするには、食事のコントロールも必要なのです。
例えばコレステロールが少ない方なら、コレステロールが含まれる食品を意識して食べるようにしたり、逆にコレステロールが多い方ならば、食品や調理法に注意するようにします。

一日当たり必要とされる、コレステロールは、1~2g、その内、体内で60~70%が作られています。
そこで、コレステロールの取りすぎを防ぐために、厚生労働省がコレステロールの適正な摂取量を、食事として補給する場合、一日のコレステロールの量は 300mg と、定めています。

ごく稀に、本当に少数の方ですが、遺伝的なもので、何を食べてもコレステロールを体内でたくさん作ってしまうという人。
こういう人は、薬物療法でコレステロールを正常値に下げる必要があるかもしれません。
またこれも、ごく稀で、少数なのですが、とても優秀な肝臓をもっていて、脂肪とコレステロールをきれいに血中から掃除してしまうと言う、幸運な人もいます。
そういう人なら、肉、卵、バター、チーズなどを生涯好きなだけ食べても、血清コレステロール値は低く、動脈の病気にもなりません。
なんとも羨ましい話ですが、でも、これは本当に稀なケース。決してマネはしないで下さいね。

とは、言っても、健康な方なら、カロリーの高い物を食べ過ぎないように気を付けていれば、コレステロール値は一定に保たれるので、特に問題は起こりません。
しかし、コレステロール値が高かったりすると、疲労が続いたり加齢などと言ったことでも、コレステロールの数値が上昇してしまうようです。
コレステロールを基準値に保つように、食事を工夫したり、食生活を変えたりすることは、とても大切なことなのです。
その時期が早ければ早いほど、病気になるリスクもまた、少なくなるのですから・・・。

食生活を考える時にまず浮かぶのが、栄養バランス。
昔からよく言われているのが、『一日 30 品目』聞いた事ありませんか?
偏った食事、していませんか?
栄養バランスの良い食事は健康の為には欠かせませんね。 
コレステロールをコントロールするのにも、栄養バランスが取れていることが大切なのです。
油脂が少ないもの、ビタミン・ミネラル豊富な果物や野菜、海草は積極的に食べましょう。
食物繊維はコレステロール値を下げる事が知られています。中でも、玉ねぎ・にんにく・しいたけ は、サラサラな血液にすると言われていますね。
加えて、料理油には善玉コレステロールを増やす効果が期待される、オリーブオイルなどの植物性を使うのも食事面でのコツです。
そして、食事は腹八分目になるように心掛けます。いくら、注意していても、食べ過ぎては、同じ事・・・。

脂肪の処理能力は成長とともに低下します。
できるだけ早い時期から、コレステロールを下げるような食事に切り替えていくことが大切です。

コレステロールは悪者のように思われていますが、たんぱく質や炭水化物と共に、『三大栄養素』と言われるほど、とても必要な成分です。
人体にとって最適な状態を作り出すには、体内のコレステロールが多ければ、コレステロールが含まれる食品を避けるようにします。
また、体内のコレステロールが少なすぎる場合はコレステロールを含む食品を食べて補給しなければなりません。
動物の細胞膜に欠かせない成分のコレステロールは、動物性食品に多く含まれています。

では、コレステロールを含んだ物はたくさんありますが、どんなものがあるでしょう。
コレステロールを含む割合が高いのが卵黄です。
食品の中では飛び抜けてコレステロール値が高い食品です。卵黄100g中でコレステロールは1400㎎もあります。
ちなみに全卵では420㎎であり、逆に卵白のみでは1㎎です。

他に例を挙げると、肉類ではフォアグラが特に高く、650㎎ 
鶏肉(レバー) 370㎎ 豚肉(レバー) 250㎎ 牛肉(レバー) 240㎎ 牛肉(ひき肉) 67㎎  豚もも肉/脂身付 67㎎  
鶏肉(ささみ) 67㎎ コレステロール値はレバーや内臓肉などが精肉よりも高いようです。

魚介類ではするめの980㎎/100gが一番高くなっていて、桜海老700㎎、すじこ510㎎、キャビア500㎎、イカ(生)270㎎
エビ(車えび)170㎎ なども多いようです。

内臓ごと食べる魚、魚卵、肝、卵にコレステロールが多いのは、そこには、一つの命が入っていて、体を作る全ての素が入っているからなのでしょう。

コレステロールは乳製品にも含まれ、バターの220㎎/100gが最もコレステロールが多くあります。
生クリーム120㎎、チーズ類(クリームチーズ 99㎎ )、ヨーグルト(全脂/無糖) 12㎎、乳酸菌飲料(殺菌乳製品) 2㎎
乳酸菌飲料(乳製品) 1㎎ にも含まれます。
また、長ねぎ、玉ねぎ、なすなどの野菜にもコレステロールは含まれていますが、数値はわずかです。

きのこ類・豆類・木の実類などには、コレステロールはほとんど含まれていないようです。

コレステロールの摂り過ぎや不足がないよう数値を確認して食品を選ぶことは、コレステロール値を正常に保てるようにするためには良い方法でしょう。

コレステロールを下げ、ダイエットを進める為には、食生活の工夫も必要です。
栄養バランスを考えた献立を、体に良い食材で作る、それだけでも健康増進に効果があるでしょう。
しかし、コレステロールを下げるには食生活の見直しと、更なる工夫が必要になります。

その工夫が、調理法です。
コレステロールを下げるにはまず、動物性脂肪を少なくすることが大切なポイントです。
肉は脂身を出来る限り取り除いてから、網焼きや茹でるといった油抜きが出来る調理法を選ぶようにします。
でも、油を使ったお料理もたまには食べたいですよね。そんな時は、できるだけ油を使わないようにします。

揚げ物・・・衣は薄く、油きりはしっかりします。衣が厚いほど油をたくさん吸ってしまうからです。
また、油を少ししみこませたパン粉をまぶし、オーブントースターで焼くと、油をカットすることができます。

炒め物・・・テフロン加工や油なれしたフライパンを使うと、油が少なくてすみます。材料はよく熱してからを入れます。
また、油をたっぷり吸う材料は量を少なめにしたり、火が通りにくい材料は下ゆでしてから手早く炒めるようにします。

サラダ・・・サラダにかけるマヨネーズは高エネルギーです。ポン酢で和風にしたり、ノンオイルドレッシングがおすすめです。
また、ドレッシングに油を使うときはオリーブ油やシソ油を少し。香辛料で風味を出しましょう。


それから、食材。素材そのものに脂が少ないものを選ぶことも重要です。 
肉ならバラ肉弥内臓系よりもモモ肉・ヒレ肉を、比較的低カロリーの鶏肉も脂肪の多い皮は外すようにします。
魚の脂肪は血液をサラサラにするEPAやDHAを含んでいるので、食べすぎはよくありませんが、魚の脂肪は逃がさないような調理をすることをおすすめします。
野菜や豆腐は低エネルギーですが、調理に油を使うととたんに高エネルギーになります。
いろいろな工夫をして油脂を減らす調理にしましょう。

それから、コレステロールを上げない為にタンパク質を食べない方がいますが、全く食べないのは問題があるとされます。
その代表が卵。『 卵=コレステロールの過剰摂取=病気』と、思い込まれていました。
確かに、卵1個には、約210mgのコレステロールが含まれています。が、卵は良質なタンパク源であり、レシチンや貴重な含硫アミノ酸が含まれています。
良質なタンパク質は脂肪燃焼に欠かせないものであり、摂取しないのは逆に体に悪いのです。

急激なダイエットは体への負担が大きいですし、コレステロール値の変化は時間が掛かります。
ゆっくり確実に効果が現れるように、調理法を工夫したり、肉類のかわりに植物性タンパク質の豆腐に切り替えるなど、カロリー控えめで野菜たっぷりな献立を考えてみましょう。

コレステロール対策にサプリメントを使うことは、口コミでも人気になっています。
コレステロールのコントロールは本来、食事からの栄養でするのが望ましいのですが、サプリメントは、時間がなくても手軽に摂取できるのでストレスやハードワークで、規則正しい食事を摂るのが難しい方でも、効率良くコレステロールを下げていくことができるでしょう。

サプリメントも、たくさんの種類があって、何を摂れば良いのか悩んでしまいますね。
健康を維持するために摂りたい基本のサプリメントの中から、コレステロールに効くサプリメントを紹介しましょう。

最も知られるサプリメントは、DHAやEPAが含まれたものです。
これらはコレステロールを下げる働きを持つ不飽和脂肪酸であり、海産魚(DHA/EPA)やシソ油(αリノレン酸、体内でDHA/EPAに変化)に多く含まれる脂肪酸(油の成分)です。
脂肪燃焼作用を促進する働きがあります。特にLDL(悪玉コレステロール)を5~10%、中性脂肪なら30%近くも減少させたと
言うデータもあります。DHAやEPAは、魚に多く含まれているのですが、食事から目標量を十分に摂取するのことが難しい栄養素なのです。また、魚の苦手な方もサプリメントなら摂取しやすいでしょう。
それから、喫煙や飲酒がDHA濃度レベルを低下させるので、サプリメントなどを利用し積極的に摂取するといいでしょう。
多くのメーカーから販売されている人気の商品です。

次に紅麹を使ったサプリです。
紅麹は鮮やかな紅色をしていて、コレステロールを低下させる「モナコリンK」と血圧を下げるといわれる「γ-アミノ酪酸」
別名「GABA(ギヤパ)」が多く含まれています。
スタチン系と呼ばれるHMG-CoA還元酵素阻害薬と同じ仕組みを持っているので、高い効果があるとして好評のようです。


ナットウキナーゼ
高コレステロール血症による血栓に効果があります。
納豆菌が作る酵素の一種『ナットウキナーゼ』はタンパク質分解酵素で、高い血栓溶解作用を持つことが分かっています。
また、血液をサラサラにして流れを良くするので、高血圧や、心筋梗塞、脳梗塞などの生活習慣病対策にも向きます。
ナットウキナーゼの血栓融解効果はウキロナーゼという血栓を融解させる点滴治療薬より強力だとも言われています。
ただし、血栓症などでワルファリンなどの抗凝固剤を服用している場合は念のために医師に相談してください。

キトサン
カニやエビなど甲殻類の殻が原料で、食物繊維の一種。
悪玉コレステロールを排除し、脂肪の吸収を抑制し腸内有用菌を増やす可能性もあると考えられています。

サイリウム
オオバコの中でも、フランタゴ・オバタと言う種類の種皮から摂れる成分で、不溶性植物繊維と水溶性植物繊維の、二種類の植物繊維を豊富に含んでいます。 植物繊維が血中コレステロールを低減する働きを持ちます。

他にコレステロールに効果があるものとしては、卵黄コリン、高麗人参なども知られています。


サプリメントの力を借りてコレステロール対策をするのも良い方法ですが、基本は食生活なので、サプリメントに依存し過ぎないよう注意しましょう。

コレステロールと嗜好品には、どのような関係があるのでしょう。
そもそも『嗜好品』とは、どのような物なのでしょうか。

『嗜好品』とは、味覚や嗅覚を楽しむために飲食されるもので、心理的に、癖のようになってしまう炭酸飲料やお菓子と、コーヒーや茶、アルコール、タバコなどのように依存性あり、薬にも毒にもなりそうなものとがあります。
アルコール依存とか、ニコチン中毒とか・・・よく聞きますね。

コーヒーや茶は、健康に保つ作用が大きいの場合があるのですが、タバコは、『百害あって一利なし』です。

健康の為には、タバコは今すぐにでも、禁煙するのが懸命です。
タバコが体に与える影響は甚大で、ニコチン中毒になると止めるのも一苦労です。たばこの煙には体に悪影響をもたらす、さまざまな物質が含まれています。中でも タール、ニコチン、一酸化炭素は、健康への有害性がとても大きいです。
そして、『肺がん』『心臓・血管障害(心筋梗塞や狭心症)』『肺気腫』のような、命にかかわる病気を発症させます。

コレステロールも、タバコを吸うことで、ニコチンや一酸化炭素の影響を受け、LDL(悪玉コレステロール)増加するのに対し、HDL(善玉コレステロール)を減少させます。結果、中性脂肪も増加してしまいますので、大きなデメリットでしょう。

アルコールは昔から『百薬の長』と言われているように、適量であれば体にとっていい作用をもたらしてくれます。
コレステロールとアルコールの良い関係を保つには、適量を守る事が大切です。
アルコールを飲むと、血液の循環が良くなり、 血液中の HLD(善玉コレステロール)を上昇させると言われています。血管壁をきれいにしてくれる HDL(善玉コレステロール)が増えれば、動脈硬化を予防にもなります。
更に、アルコールには、血栓を防ぐ効果や食欲増進剤としての効果もあります。
また、リラックスさせる作用もあるので、精神安定剤や抗うつ剤や睡眠剤の働きをしたり、利尿剤の働きもします。

良いことばかりのアルコールも、飲みすぎると、逆に、体に害をもたらします。
アルコールを飲むと肝臓は中性脂肪を作ります。アルコールをたくさん摂ると、それだけ中性脂肪も増えていきます。
中性脂肪が増えるということは、コレステロールも増えてしまいますから、アルコールの量には注意が必要です。

アルコールを分解する役目を持つ肝臓に負担が掛かりすぎると、脂肪肝(肝臓に脂肪がたくさん溜まった状態)やアルコール性肝炎、アルコール性肝硬変などにかかりやすくなります。

脂肪肝が起こるような状態の体は心筋梗塞、動脈硬化などを引き起こす原因になるので、注意が必要です。
ですから、休肝日を決めて肝臓に負担を掛け過ぎないように節度ある飲酒にすることも大切です。


コレステロールに与える影響力と、健康の為にもアルコールは適量を守り、くれぐれも飲みすぎには注意しましょう。
そして、タバコは一刻も早く止める事を、お勧めします。

コレステロールを下げるには野菜を食べる事です。コレステロールを下げるための方法の中でも、最も簡単にできる方法です。
野菜には、食物繊維が豊富に含まれていますね。コレステロールを下げるには、食物繊維を摂ることが、最も効果的なのです。
なぜなら、食物繊維を摂取すると、腸におけるコレステロール吸収が抑えられるからなのです。

もう少し詳しく説明しましょう。
食物繊維には、『不溶性食物繊維』と『水溶性食物繊維』の 2種類あります。

コレステロールは肝臓と腸で吸収されますが、この水溶性食物繊維は、“水に溶ける”特徴があり、体の中でドロドロのゲル状になります。
食べた物は、このゲル状になった食物繊維のため 緩やかに移動するので、小腸での栄養吸収が抑えられ、糖の吸収速度も遅くなります。
更に食物繊維をたっぷり摂る事で胆汁の中の胆汁酸を吸着し便と一緒に排泄します。
胆汁酸は、肝臓でコレステロールを分解して作るので、食物繊維を多く摂ることで、コレステロールが消費されるので、血液中のコレステロールも減少します。


野菜を摂る時に使う食用油も、コレステロールを下げる働きのある“多価不飽和脂肪酸”を含む物にするといいでしょう。
多価不飽和脂肪酸は肝臓のコレステロール分解を促進してくれるのですが、酸化しやすいのが弱点です。
この多価不飽和脂肪酸の酸化はベータカロテンやビタミンC、ビタミンDを一緒に摂ることで防ぐことができ、コレステロールを下げる作用を効果的にしてくれます。

多価不飽和脂肪酸は別名オレイン酸と呼ばれ、ごま油やオリーブ油などに豊富です。ベータカロテンなどは緑黄色野菜に含まれます。
にんじんやかぼちゃのオリーブ油炒め などはコレステロールを下げる食事として、良いのではないでしょうか。
昔から、野菜は1日 350g以上を目安に摂ることを勧められていましたね。
色の濃い野菜をたっぷりと食べる事は、コレステロールを管理して健康に過ごす為にもお薦めです。

『大豆は畑の肉』と言う言葉を聞いたことがありませんか?
大豆は以前から健康食として人気の高い食品ですが、『畑の肉』と言うのは、どういう意味なのでしょう。
『畑の肉』と言われる最大の理由は、大豆には、“良質なたんぱく質がたくさん含まれている”ことです。
たんぱく質は、人間の体を作り、生きていくためには必要な栄養素です。そのたんぱく質が大豆には35%も含まれています。
また、たんぱく質は、アミノ酸で作られていますが、人間の体内で作る事が出来ない“必須アミノ酸”と呼ばれる8種類のアミノ酸が、大豆に含まれるたんぱく質には豊富にあるので“良質なたんぱく質”であり、小さな豆なのに、野菜や穀物よりも肉に近いたんぱく質なので『畑の肉』と呼ばれるのです。

では、肉に近いといわれる大豆と肉(豚肉)のたんぱく質を作る必須アミノ酸には、どのような違いがあるのでしょう?
大豆100gと、豚肉100g それぞれに含まれる必須アミノ酸を比べてみると、大豆の方が豚肉よりも高い数値が出ます。
その上、豚肉には脂肪も多く含まれるのに対し、大豆の脂肪分はコレステロールを分解してくれる“リノール酸”が多く含まれています。ですから、『畑の肉 大豆』は健康的な食品として、人気が高いのですね。


コレステロールを下げる効果についても、リノール酸が多く含まれていることから、大きな期待が寄せられています。

大豆には、肉なみの脂肪分がありますが、この脂肪分はコレステロールを減らし、動脈硬化予防の働きを持つ“リノール酸”などの、不飽和脂肪酸が豊富である為“コレステロールを下げる効果がある”と言われるのです。
不飽和脂肪酸の中の、『大豆レシチン』は、コレステロール値を減少させるのに重要な働きを持っています。
大豆レシチンは肝臓でのコレステロール分解促進に深く関連のある成分で、乳化作用を持っています。
乳化作用とは、水と脂質を混ぜ合わせることで、血液中のコレステロールを肝臓に運び、コレステロールを血管に付着しないようにしてくれます。そのため、動脈硬化や心筋梗塞を予防効果があるのです。
また、大豆レシチンは『ビタミンA』や『ビタミンE』の吸収を良くする力や、頭の回転を良くする力も持っているのです。

そのほか、ポリフェノールの仲間の『大豆イソフラボン』は、女性ホルモン(エストロゲン)の代わりになりますし、骨粗しょう症や乳がんと言った、女性特有のトラブルを予防、改善してくれたり、美容効果も得られるとされています。
また『大豆サポニン』は、コレステロール代謝を促す作用があり、余分な脂肪や糖分を体の外に出してくれたり、抗酸化作用を抑えるので、がんや動脈硬化の予防、アンチエイジングの鍵となる肌の老化防止にもよいとされています。
コレステロールの吸収を抑え、コレステロール値を下げる働きもあります。


レシチンの善玉コレステロール(HDL) を増やす効果や、カリウムの血圧を上がりにくくする効果などと共に考えると、大豆を日常的に食べるのは大変お薦めです。


大豆は、低カロリーな植物性タンパク質で不飽和脂肪酸が豊富な食品です。
不飽和脂肪酸の働きからコレステロール値を下げる効果は高く、生活習慣病やダイエット対策にも最適で、体にとても優しい食品なのです。

コレステロールを下げるには青魚が効果を持つとして注目されています。
青魚にはコレステロールでも特に悪玉コレステロール(LDL)を減らしてくれると評判の、『EPA(エイコサペンタエン酸)』や、『DHA(ドコサヘキサエン酸)』と呼ばれる『不飽和脂肪酸』が豊富にあります。

EPA(エイコサペンタエン酸)と呼ばれる不飽和脂肪酸は、人間の体では合成できないので食べ物から取り入れるしかありません。
DHA(ドコサヘキサエン酸)と呼ばれる不飽和脂肪酸は、頭が良くなる栄養素として知られていますね。
脳の発育や機能の維持にかかわっていて、特に脂肪の多い魚に多く含まれています。
そして、DHAは体内で生産することができます。
ただし、植物油に多く見られるα-リノレン酸を原料として作り出しますが、その生産量はごく僅かです。

青魚に含まれる不飽和脂肪酸は、動脈をしなやかにし、コレステロール値を下げてくれます。
EPAは、おもに血小板を凝固させる物質が作られるのを抑え、血液をサラサラにする働きがあって、血栓が出来にくくなります。
また、DHAは血液中のコレステロールにも働きかけ血液中の中性脂肪値の上昇を抑えます。
ですから、動脈硬化予防し、脳梗塞、心筋梗塞、高脂血症、高血圧などの生活習慣病にも効果的とされています。

では、同じ脂肪なのに肉類の脂肪はダメで、青魚の脂肪は体に良い・・と言うのはなぜなのでしょう。

動物の肉(牛、豚等)の脂肪は、飽和脂肪酸と呼ばれています。
動物は人間の体温より高い体温を持っているので、動物の肉(牛、豚等)の脂肪は、人間の体内で溶け難く、蓄積されコレステロールの元になってしまいます。
その反対に魚は人間よりはるかに低い体温なので、人間の体内で魚の脂肪は難なく溶けてくれます。
ですから、青魚の脂肪はいくら摂っても心配がないと言われるのです。
そして、中性脂肪をも下げる働きがありますから、積極的に青魚を健康食品として食べる方も多いでしょう。

青魚の中でも特にコレステロールを下げるのは、サバ、サンマ、イワシが効果的でお薦めです。

コレステロール減少の為には、新鮮な青魚を、週3回ほど食べると良いと言われています。
ですから、青魚を買い求める時はできるだけ、獲れたての新鮮な物を選びましょう。青魚が新鮮であるほど高い効果が期待できるのです。サバ缶などの缶詰は、収獲したての青魚をすぐに調理し、栄養ロスが少ない状態で食べられるので、ぴったりです。
それに、缶詰なら保存もかなりききますし、食べたい時に食べられるので、青魚の缶詰を何個か買い置きしておけば、買い物に毎日でられない時でも安心ですね。
ですが干物は、おすすめできません。干物は、空気に晒しながら、仕上げていきます。
そのため、塩分も高めで、不飽和脂肪酸が酸化している場合が多いので、コレステロールを気にしているのなら、避けた方が無難です。
また、不飽和脂肪酸は酸化しやすいので抗酸化作用のある物(ビタミンEなど)と一緒に食べると良いでしょう。

コレステロールを管理するということは、健康管理に役立つのです。そのためにも、是非青魚を食べるようにしましょう。

コレステロールを下げるには、食物繊維を、たくさん摂るといいと言われます。
それは、食物繊維がコレステロールを下げる作用を持っているからです。
なぜなら、食物繊維は、人の消化酵素でも消化されない食物中の成分です。
それが、体内に入ると腸内の老廃物やコレステロールを取り込んで排出する働きを持っているので、コレステロールを下げる効果もあるのです。

食物繊維には、水に溶けにくいタイプの『不溶性食物繊維』と、水に溶けるタイプの『水溶性食物繊維』の二種類があります。

『不溶性食物繊維』は、体内で水を多く吸収して数倍に膨れ、腸を刺激します。
刺激を受けた腸はぜん動運動を活発にさせます。活発になったぜん動運動によって、腸内の老廃物を排せつします。

『水溶性食物繊維』は、繊維自体が水に溶けて、体の中でドロドロのゲル状になります。
このゲル状のものが小腸での栄養吸収を和らげ、糖の吸収速度を遅くします。
糖の吸収が遅くなると言うことは、血糖値の急な上昇を抑えます。
また、コレステロールの吸収も阻害し、体外に排出させるためコレステロールも減少します。
またゲル状になった繊維は、大腸内の大腸内の酸性度を高め、ビフィズス菌などの善玉菌のエサになります。
そのため善玉菌が増え腸内環境を整えるとも言われています。

コレステロール値が高い方は食物繊維を、積極的に取り込むことをおすすめします。
それも、不溶性食物繊維より水溶性食物繊維の方が、良いですね。

では、食物繊維がコレステロールを下げる仕組みについて説明します。

腸内には老廃物と一緒にコレステロールや糖質などがあります。
また、肝臓でコレステロールが元となって作られる胆汁酸も含まれています。
食物繊維を摂ると、胆汁の中に含まれている胆汁酸を便といっしょに体外に排出します。
そうすると、体は胆汁酸を作ってバランスを保とうとします。
胆汁酸はコレステロールが元となって作られるため、肝臓でのコレステロールの分解が進み、どんどん消費されて、血液中のコレステロールも減少します。


ですから、食物繊維をたっぷり摂るのことは、コレステロールを減らすにはとても効果的なのです。

食事制限をしてコレステロールを下げている方も、食物繊維をたっぷり食べると空腹感が紛れやすくなります。
また、満腹感が出るので、食べる量を抑えることが出来ます。カロリーを気にする必要がほとんどないのもメリットです。

食物繊維は腸内の発がん物質など有害物質を排泄したり、善玉菌が増やしたり、自然治癒力を高めます。
腸がきれいになるという事は、便秘防止の効果もあるのです。ダイエットを兼ねてできるだけ食べるように心掛けてましょう。

コレステロールをコントロールする為には、食物繊維が豊富に含まれたものを意識して摂るようにしましょう。
また、食物繊維は種類が多くそれぞれ働きが違うので、キノコ類やコンニャク、根菜類や海草など
多くの種類の食品から摂取するのが効果的です。

コレステロールやダイエットなどで、最も注意したいのが外食です。
一般的に、外食では野菜などが不足しやすい上に、油や調味料が大量に使われているので、すぐに、カロリーがオーバーしかねないからです。
ですから外食する時には、注意と工夫をしながらカロリーオーバーしないように食べるのが肝心です。
特に、多人数で食べる焼肉や鍋料理のような、ワイワイと楽しく食べるような場合、食欲のセーブがしづらいもので、つい、食べ過ぎてしまうこともあるでしょう。
ですが、焼肉や鍋料理などは、コレステロールがたっぷり含まれる肉や魚介類の比重が多いので、注意が必要です。

コレステロールを気にしているなら、洋食よりは、和食を、丼ものよりは、定食を選ぶ方がカロリーを抑えることができます。
和食の定食のよいところは、低カロリーの魚や豆腐が良く使われますし、野菜もお浸しや煮物などがついていますね。
品数が多いということは、栄養のバランスも取れているということです。その上、価格の面からもお得です。
また、お寿司のイカや貝、青魚には コレステロールを下げる作用を持つDHAが豊富なので、食べても心配が少なくてすみます。
てんぷらやカツ丼のように揚げ物を避けたり、同じ丼ものでも中華どん、親子どんのような、なるべく具の多いものを選ぶなどして、食物繊維の豊富なメニューを選べば、どんぶり物に不足しがちなビタミン、ミネラルも補えて、コレステロールを下げることも可能です。
ラーメン・うどん・そばなども、五目そば、鍋焼きうどんなど具の多いものを選んだり、また汁は飲み切らないようにしましょう。
汁は、結構塩分が多いのです。
それから、見落としがちなのが、食後のデザート。『甘い物は、別腹!』と言っては いられません。
砂糖が含まれるお菓子はもちろん、果物にも、果糖があるので、注意しましょう。
食べ過ぎると、中性脂肪を増やしてしまいます。

最近では、ファミリーレストランのメニューや、コンビニのお弁当にも、カロリーが表示されています。
それらも上手く利用して、低カロリーで野菜豊富なメニューを選ぶようにしましょう。
外食では、体への負担を少ないものを選ぶようにして、コレステロールを増やさないように気を付けましょう。

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